フレーシュ・ワロンヌ2026 はフランスのセクサスが初参加で初優勝

アルデンヌ・クラシックの1戦である第90回ラ・フレーシュ・ワロンヌ(UCIワールドツアー)が、2026年4月22日にベルギー南部ワロン地方の丘陵地帯で開催され、フランスのポール・セクサス(デカトロン・CMA・CGM)が、初参加で初優勝し、19歳210日で史上最年少優勝者になった。
 

フランスのセクサスが初参加で初優勝し、史上最年少優勝者になった (photo : ©Sprint Cycling Agency)

 
セクサスは4月11日にUCIワールドツアーのイツリア・バスク・カントリー2026で総合初優勝したばかりだった。2位は3秒遅れでスイスチャンピオンのマウロ・シュミット(チーム ジェイコ・アルウラー)、3位は英国のベン・トゥレット(チーム ヴィスマ・リースアバイク)だった。
 

フレーシュ・ワロンヌ2026の表彰台。左から2位のシュミット、初優勝したセクサス、3位のトゥレット (photo : ©Sprint Cycling Agency)


ディフェンディングチャンピオンのポガチャルは不参加

 
第90回大会はUCIワールドチーム18チームとUCIプロチーム7チームの合計25チームが参加し、史上初めてフレーシュ・ワロンヌのスタート地になったリエージュ近郊のエルスタルから174選手がウイの激坂を目指す200kmの旅に出た。

昨年優勝した世界チャンピオンのタデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ・XRG/スロベニア)は参加せず、今大会で3回優勝しているフランスのジュリアン・アラフィリップ(チューダー プロサイクリングチーム)がゼッケン1を付けた。

先週末にアムステル・ゴールド・レース(UCIワールドツアー)で初優勝したベルギーのレムコ・エヴェネプール(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)や、3月にボルタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー)の落車で負傷し、復帰レースにイタリアのツアー・オブ・ジ・アルプス(UCIプロシリーズ)を選択した英国のトム・ピドコック(ピナレロ・Q36.5 プロサイクリングチーム)といったビッグネームは不在で、今大会は若手選手にとってワールドツアーの勝利を得られるまたとないチャンスになった。

例年どおり、逃げはゴールまで残り6.8kmで全員吸収され、最後のウイの激坂での勝負になった。ゴールまで残り400mのコーナーを曲がった後、セクサスが先頭に立ち、タレット、シュミット、ブノワ・コスヌフロワ(UAEチーム・エミレーツ・XRG)が後に続いた。しかし、残り250mで加速したセクサスには誰も付いて行けなかった。

フレーシュ・ワロンヌの最年少優勝記録は、1936年の第1回大会で、21歳150日で優勝した地元ベルギーのフィレモン・デメールスマンが長年保持し、セクサスは90年ぶりでその記録を更新した事になった。フランスのアモリー・スポール・オルガニザシオン(ASO)が主催するフレーシュ・ワロンヌでフランスの選手が優勝したのは、2021年に3勝目を上げたアラフィリップ以来だった。今年、フランス勢はトップ10に5人が入ったが、地元ベルギー勢は1人も入る事ができなかった。

 

■初参加で初優勝し、史上最年少優勝者になったセクサスのコメント

「今朝は違う計画だった。ミュールで引いてもらうつもりだったが、とくに位置取りがとても困難なレースでは、計画を完璧にやり遂げるのは不可能だ。ゴールで自分のスポークが折れている事に気が付いたくらいだ。100kmの間、全員が位置取りのために闘っていた。それは精神的に消耗した。チームはボクの位置取りのために素晴らしい仕事をしてくれた。最後の上りは感覚で行った。自分の周りを見て、ライバルたちを評価し、ゴールまで残り300mでスパートした。チームはこの勝利に値する」
 

(photo : ©Sprint Cycling Agency)


第90回ラ・フレーシュ・ワロンヌ 結果

[2026年4月22日/エルスタル~ウイ(ベルギー)/UCIワールドツアー/200km]

1. PAUL SEIXAS (DECATHLON CMA CGM TEAM / FRA) 04h 35′ 29”
2. MAURO SCHMID (TEAM JAYCO ALULA / SUI) + 00′ 03”
3. BEN TULETT (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / GBR) + 00′ 03”
4. BENOIT COSNEFROY (UAE TEAM EMIRATES XRG / FRA) + 00′ 03”
5. MATTIAS SKJELMOSE (LIDL-TREK / DEN) + 00′ 08”
6. ALEX BAUDIN (EF EDUCATION – EASYPOST / FRA) + 00′ 08”
7. ION IZAGIRRE (COFIDIS / ESP) + 00′ 10”
8. LENNY MARTINEZ (BAHRAIN VICTORIOUS / FRA) + 00′ 10”
9. ROMAIN GREGOIRE (GROUPAMA-FDJ UNITED / FRA) + 00′ 10”
10. ANDREAS KRON (UNO-X MOBILITY / DEN) + 00′ 10”

フレーシュ・ワロンヌ 公式サイト

J SPORTS ラ・フレーシュ・ワロンヌ特設サイト

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