“被り心地が違う” 春夏ライドを変えるウベックス最新ヘルメット2026
目次
春夏のサイクリングをより快適に楽しむために欠かせないのが、自分にしっかりフィットするヘルメット。かぶり心地ひとつでライドの快適性は大きく変わってくる。今回は、高いフィット感と調整機構を備えたUVEX(ウベックス)の最新ヘルメットを中心に、その実力と魅力を詳しく紹介しよう。
多彩な調節機能を凝縮した「等身大」の本格派〜i-volute AF(iボリュートAF)
独創的な機能美を集約したバリューフルなモデルを揃えるウベックス。その真骨頂とも言える存在が「iボリュートAF」だ。製品名にある「AF」は「アジアンフィット」を指し、日本人の頭部にも的確にフィットする。
本体となるシェル部分には「ダブルインモールド」構造を採用。軽量ながらも優れた衝撃保護性能を発揮する。魅力はそれだけではない。多彩な調節機構により、理想のフィット感を緻密に追求できる。後頭部のダイヤルで幅を調節できるほか、上下の高さを動かせる「ウベックス3D IAS 3.0」を搭載し、オーダーメイドのような装着感を実現。
さらにストラップ周りも抜かりない。耳まわりの「FASストラップ」は簡単かつ自由にサイズ調整ができ、常にヘルメットを安全な位置に固定。さらに、多段階調整が可能な「モノマティッククロージャー」は、チンストラップを常にベストな位置で保持できるだけでなく、ワンプッシュでの容易な着脱も可能にしている。
Spec
価格/1万5400円
●重量(カタログ値)/265g(56-60cm)、305g(60-64cm)
●ベンチレーション数/25
●カラー/ブラック/レッドマット、ブラックマット、ホワイトマット
●日本自転車競技連盟(JCF)公認
インプレッション:クラスを超えた高いフィット感に唸らされる
見た目はドイツブランドらしい質実剛健な佇まいだ。265g(56-60cm)というカタログ重量は決して軽量とは言えない。さらに剛性の高いダブルインモールド構造から重い被り心地を想像させるが、実際にはそれを全く感じさせない。
アジアンフィットの帽体は、前後左右ともに適度なゆとりがあり、後頭部のダイヤルを回せばしっくりと馴染む。帽体は深すぎず開放感がある一方で、頭の中心でしっかりバランスが取れている感覚が強い。こうした要素が相まって、iボリュートAFは数値上の重さを感じさせない軽快な被り心地を実現している。それでいて、シェルの剛性感が生む安心感も損なわれていない。
シェル自体の形状もさることながら、調整システムも絶妙だ。ダイヤルを回すと、単に幅を絞るのではなく、後頭部から前頭部にかけて3次元的に包み込むようにフィット感が高まっていく。筆者は左右で頭の形がわずかに異なるせいか、固定が甘いとずれやすく、締めすぎると圧迫感がストレスになる。しかし、本モデルは不快感のない適度な締め付けでも、ライドの終わりまで正しい位置を維持していたのだ。
通気性の真価については、この季節では計りかねる部分もある。それでも、頭頂部に備わった大型の通気口は開放感が強く、夏場の放熱性にも期待が持てそうだ。実際に気温が25℃まで上がった今シーズン初の夏日でも、終始涼しく快適なライドを楽しむことができた。
今やヘルメットは性能のみならず、ファッションアイテムとしての側面も重要だ。その点、iボリュートAFはそれ単体で見る以上に、着用した際にこそライダーを引き立ててくれる。幅・高さともに無駄な張り出しが抑えられているため、シルエットの一体感も抜群だ。この落ち着いたデザインワークであれば、ジャンルを問わず幅広いサイクリストに受け入れられるだろう。
価格帯こそエントリーグレードに位置するが、優れたフィット感はクラスを超えた価値を有している。その魅力はエントリーユーザーのみならず、多くのサイクリストに届くはずだ。
こちらも注目〜pace stage(ペースステージ)
ウベックスの最新技術を凝縮した注目モデル。リムレス構造と大型一眼レンズの組み合わせにより、軽快なかけ心地、広い視界、高いプロテクション性能を高い次元で融合させている。トレンドを反映した存在感のあるデザインは、コーディネートの絶妙なアクセントになってくれるはずだ。
レンズは独自の超曇り止めコーティング「スープラビジョン」を内側に施し、さらに上部に通気用スリットを設けることで、曇りを抑制。天候や時間帯に左右されず、常に良好な視界を維持できる。
高さと幅の調節が可能なノーズパッドを搭載。ライダーの顔に合わせた緻密なフィッティングを可能にしている。
Spec
価格/1万3200円
●フレーム×レンズカラー/ホワイトマット×ミラーシルバー、ブラックマット×ミラーシルバー
ブラックマット(レッド)×ミラーレッド、グレイマット×ミラーグリーン
●UVプロテクション/400nm
こちらも注目〜aerios V(エアリオス V)
コンパクトな2眼レンズを採用し、開放感のあるかけ心地が魅力のモデル。サイクリングはもちろん、幅広いジャンルにマッチするスポーティーなルックスも特徴だ。
独自の「ヴァリオマティックレンズ」は調光機能を備え、光の条件に応じてわずか25秒で遮光率を最適化。あらゆる時間帯や気象条件で、最適な視界を提供する。さらにレンズ内側には、高性能なくもり止めコーティング「スープラビジョン」を施し、過酷なライド環境でもクリアな視界を確保する。
高さと幅を細かく調整できるノーズパッドにより、高いグリップ力を実現。激しい動きを伴うスポーツシーンでも、ズレることなく快適な装着感が持続する。
Spec
価格/1万7600円
●フレーム×レンズカラー/ホワイトマット×ヴァリオマティックスモーク、ブラックマット×ヴァリオマティックスモーク
●UVプロテクション/380nm
Brand Info 〜 UVEX(ウベックス)について
今年で100周年を迎えるスポーツブランド。スキー用ゴーグルの開発からスタートして、アイウェアやヘルメットなどの製品でアスリートの活躍を支えてきた。機能美を集約した独創的な製品の数々は、まさにドイツのブランドならではだ。ブランド名は、紫外線除去を意味する「Ultra Violet EXcluded」の略称に由来する。

























