ビルバオが区間優勝!アシストの新城は87位 ツアー・オブ・ジ・アルプス2021 第4ステージ

トレンティーノ=アルト・アディジェ州とオーストリアを舞台に開催中のステージレース『第45回ツアー・オブ・ジ・アルプス(2.Pro)』。

2021年4月22日(木)の第4ステージは、バーレーン・ヴィクトリアスのエース、ペリョ・ビルバオがステージ優勝するという最高の結果となった。

コースは序盤からカテゴリーは付かないものの標高1700mの山岳を越え、中盤には1600mを越える1級山岳、終盤は2級山岳を越え、下ってフィニッシュする168km。先日の新城幸也のコメントにもあったとおり、下りが得意なビルバオが下りで先頭に立ち、逃げ切り優勝。総合でも2位に上がった。

新城は終盤で機材トラブルのためマシン交換を余儀なくされるが、無事に87位でフィニッシュしている。

新城幸也 ツアー・オブ・ジ・アルプス

第4ステージで優勝したペリョ・ビルバオ Photo:Bettiniphoto

新城幸也 ツアー・オブ・ジ・アルプス

チームでビルバオを守る、左から新城、ドメン・ノヴァーク、ラファエル・バルス Photo:Bettiniphoto

 

新城幸也のコメント:
「鮮やかなダウンヒルで見事にステージ優勝を飾ってくれた!ペリョの勝利を手助けできて本当に嬉しい。(先々週のバスクカントリーでは写真判定で2位だったので)彼は昨日もアタックして今日も全開だった!皆の働きに答えてくれて最高なリーダーだね。

今日は逃げのグループに総合で少ししか遅れてないヘイマンを乗せるのが第1ミッション。緩い展開にはしないのが目的だった。しかし、最初の逃げに送り込めずに、まずは自分が集団を牽引した。25kmから始まる上り口まで全開で(苦笑)正直、集団引いたまま上りに入って、そのままリタイアするかと思ったが、ギリギリグルペットに引っ掛かり上りで逃げ集団が決まり、ペースダウンしたメイン集団になんとか復帰できた。見事、ヘイマンが予定どおり逃げに入ってくれて、チームの思惑通りの展開となった。そこからはペリョをサポートして過ごした。

最後の上り手前に良いポジションを確保する予定だったが、上りまで5kmというところでまさかのメカニカルトラブルで、自転車乗り換えになってしまい、集団に追い付いた時には上り始め(泣)もうひと仕事したかったんだけどなぁ~

ペリョが総合2位に上がったので、それは最終日に取っとけということだろうとプラスと考えよう。最終日で120kmの短いけど下りと上りしかないコースプロフィール。逃げ切りの可能性が大いにあり得るステージなので、ペリョの総合2位も死守したい。最終日まで気が抜けない戦いは続きます!」

 

最終日第5ステージはカテゴリー1級と2級の山岳ポイントが設定されているが、それ以外もアップダウンを繰り返す120.9kmのレース。

ツアー・オブ・ジ・アルプス 公式サイト
Tour of the Alps | April 19-23, 2021 | Official Website

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