日本自転車競技連盟は2020年の東京オリンピックでのメダル獲得を目指し、 自転車トラック競技の強化事業の一貫として、伊豆ベロドロームを拠点としたトレーニング強化施設「ハイ・パフォーマンス・センター・オブ・ジャパン・サイクリング（HPCJC） 」を立ち上げた。

主に国際自転車トラック競技支援競輪からの支援金を活用し、 選手達にとって最高のトレーニング環境を提供できるよう2017年から準備を進め、 2018年から本格的に活動を開始して選手達をサポートしている。

その結果、HPCJCにおけるトレーニングの効果が徐々に表れ始め、 昨年の2月に実施された世界選手権男子ケイリン種目において新田祐大選手が銀メダルを獲得した。

2019年の今シーズンは、男子短距離のチームスプリント競技でワールドカップ第４戦・第５戦にて金メダルを連続で獲得、スプリント競技においては第２戦、第３戦、第４戦で深谷知広選手が銀メダル 1個、銅メダル 2個という輝かしい成績をおさめた。

また、女子中距離オムニアムでは、第３戦・第４戦で梶原悠未選手が連続で金メダルを獲得した。

このようにトラック競技選手全体のレベルが格段にアップしており、ワールドカップ第６戦までにメダルを合計 11個獲得という今までにない成果を上げている。とくにケイリン種目の国別ランキングではすでに世界ランク 1位となっており、東京オリンピックでのメダル獲得の可能性は高い。

HPCJCでは数多くのメダリストを輩出した世界最高レベルのコーチを始め、選手のコンディションをケアする理学療法士やマッサー、機材を全面的にサポートするメカニック、科学的知見や分析から多角的にサポートするパフォーマンスサイエンティストなど、それぞれの分野のプロフェッショナルを国内外より伊豆ベロドロームに招聘し 、オリンピック におけるメダル獲得の夢を現実のものにしようと選手の日々のトレーニングをサポートしている。

今回、HPCJCのホームページがオープン。また、2月26日（水）よりベルリンにて世界選手権が開催される。

HPCJC拠点： 伊豆ベロドローム（静岡県伊豆市大野 1826）
HPCJCホームページ： https://japanhpc.com/