ロンド・バン・ブラーンデレン2019でイタリアのベッティオールが初優勝

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モニュメントと呼ばれる5大クラシックの1つであるロンド・バン・ブラーンデレン2019(ツール・デ・フランドル/UCIワールドツアー)が、2019年4月7日にベルギー北部のフランダース地方で開催され、イタリアのアルベルト・ベッティオール(EFエデュケーションファースト)が、独走で逃げ切って初優勝した。彼はこれがプロ初優勝だった。

2位はデンマークのカスパ・アスグレーン(ドゥクーニンク・クイックステップ)、3位はノルウェーのアレクサンダー・クリストフ(UAEチーム・エミレーツ)だった。

ディフェンディングチャンピオンのニキ・テルプストラ(ディレクトエネルジー)は、ゴールまで残り157kmで落車に巻き込まれ、そのまま病院に搬送されてレースを棄権した。

ロンド2019

©Bettiniphoto

 

第103回は曇り時々晴れで風もなく、気温も18℃まで上がる穏やかな天候の下で開催された。アントワープをスタートしてすぐに4選手が集団からアタックし、最大で9分のタイム差を付けて逃げ続けた。

ゴールまで残り150km、最初の丘だったオウド・クワルモントは、頂上の1位通過に5000ユーロの賞金がかけられ、逃げグループのユーゴ・ウル(アスタナプロチーム)が獲得した。集団とのタイム差は、まだ5分以上あった。

残り100kmを切ったミュールで、メイン集団からマウヌス・コート・ニルスン(アスタナプロチーム)がアタックし、30人ほどの精鋭グループが形成された。このグループは、8km先で逃げていた4人を捉え、先頭集団になった。

2度目のオウド・クワルモント通過を目前にした残り60km地点で、オランダチャンピオンのマテュー・ファンデルプール(コレンドン・シルキュス)が転倒。車輪が破損したのが原因だった。幸いにも大したケガはなく、彼はすぐレースに復帰したが、集団を追うのに多大なエネルギーを消費してしまった。

2度目のオウド・クワルモントでは、集団からスティン・ヴァンデンベルフ(AG2R・ラモンディアル)とセップ・ヴァンマルケ(EFエデュケーションファースト)がアタック。アスグレーンが合流して先頭は3人になった。ゴールまで残り50kmで、逃げは15秒ほどのタイム差を付けていた。

続くコッペンベルフでは集団からディラン・ファンバールレ(チームスカイ)がアタックし、先頭に合流。後方では、今大会で2回優勝しているスティン・デヴォルデル(コレンドン・シルキュス)がファンデルプールを引いて先頭集団に復帰させた。

ゴールまで残り38kmのターイエンベルフで逃げグループはヴァンデンベルフが遅れて3人になった。後方ではヤスペル・ストゥイヴェン(トレック・セガフレード)やウァウト・ヴァンアールト(チームユンボ・ビスマ)が加速し、集団は更に選別されていった。

3度目のオウド・クワルモントで、最後まで逃げていたファンバールレとアスグレーンは集団に捕まった。そこから残り17kmでベッティオールがアタックし、独走でオウド・クワルモントを走り終えた。彼はゴールまで残り10kmで、追走集団に18秒差を付けていた。

ベッティオールは優勝候補が顔を揃えた追走集団に追いつかれることなく、そのまま独走でフィニッシュラインに飛び込み、祖国イタリアにアレッサンドロ・バッラン以来、12年ぶりでロンドの勝利をもたらした。

追走集団はアスグレーンが飛び出し、地元ベルギーのドゥクーニンク・クイックステップの表彰台を確保。集団は3位争いのスプリントをしてクリストフが競り勝ったが、4位に入ったのは落車から復帰したファンデルプールだった。

ロンド2019
 

■プロ初優勝がロンドになったベッティオールのコメント

「まだ信じられない。自分か何を成し遂げたのか信じられない。初勝利だ。信じられない。クワルモントでとても調子がいいと感じていて、アンドレアス(クリアー監督)がチームカーから、もし可能なら行けと言った。だからボクはアタックした。頂上で後ろを見たら、かなり差を付けていた。チームカーはプッシュし続けろと言ってきた。

パーテルベルフでタイムをたくさん失うと思っていた。その後の14kmは、ボクの人生で最も長かったよ。セバスティアン(ランヘフェルト)が後ろにいて、ボクを守ってくれると知っていた。そしてセップ(ヴァンマルケ)は素晴らしい仕事をしてくれた。彼のようなチャンピオンが一日中仕事をしてくれたなんて信じられないよ」

 

ロンド2019

Giro delle Fiandre 2019 – Tour des Flandres – Ronde van Vlaanderen – Antwerp – Oudenaarde 270 km – 07/04/2019 Grammont – Peter Sagan (SVK – Bora – Hansgrohe) – photo Luca Bettini/BettiniPhoto©2018

 

 

第103回ロンド・バン・ブラーンデレン結果

[2019年4月7日/UCIワールドツアー/ベルギー/270.1km]

1. BETTIOL Alberto (EF EDUCATION FIRST / ITA) 06:18:49
2. ASGREEN Kasper (DECEUNINCK  –  QUICK – STEP / DEN) 00:14
3. KRISTOFF Alexander (UAE TEAM EMIRATES / NOR) 00:17
4. VAN DER POEL Mathieu (CORENDON – CIRCUS / NED) 00:17
5. POLITT Nils (TEAM KATUSHA ALPECIN / GER) 00:17
6. MATTHEWS Michael (TEAM SUNWEB / AUS) 00:17
7. NAESEN Oliver (AG2R LA MONDIALE / BEL) 00:17
8. VALVERDE Alejandro (MOVISTAR TEAM / ESP) 00:17
9. BENOOT Tiesj (LOTTO SOUDAL / BEL) 00:17
10. VAN AVERMAET Greg (CCC TEAM / BEL) 00:17

11. SAGAN Peter (BORA – HANSGROHE / SVK) 00:17
14. VAN AERT Wout (TEAM JUMBO – VISMA / BEL) 00:17
16. JUNGELS Bob (DECEUNINCK  –  QUICK – STEP / LUX) 00:17
17. LAMPAERT Yves (DECEUNINCK  –  QUICK – STEP / BEL) 00:17
19. STUYVEN Jasper (TREK – SEGAFREDO / BEL) 01:19
20. VANDENBERGH Stijn (AG2R LA MONDIALE / BEL) 01:58
21. TRENTIN Matteo (MITCHELTON – SCOTT / ITA) 01:58
36. ŠTYBAR Zdeněk (DECEUNINCK  –  QUICK – STEP / CZE) 02:20

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