ストラバジャパンアワード2022発表!優れた記録を残したアスリートを表彰

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アスリートのためのソーシャルネットワークサービスで、1億人以上のアスリートが参加する世界最大のスポーツコミュニティのStrava(ストラバ)が、投稿された過去1年間の国内のサイクルおよびランのアクティビティの記録から、優れた記録を残したアスリートを表彰する「ストラバジャパンアワード2022」を発表した。

先行して発表された「イヤーインスポーツ2022」では、アクティビティのトレンドがパンデミック前の水準に近づいている側面も明らかにされ 、スポーツを取り巻く環境にも再び活気が見られるようになったこの1年。日本のコミュニティも100万人を突破したという。その100万を超える日本のアスリートの中から、バーチャルライドで距離を積み重ねたアスリートなど、6部門、7人のアスリートにアワードが授与された。受賞したサイクリストのコメントを紹介しよう。

 

受賞したサイクリストのコメント

The Out-Laster(移動距離の称号):矢野紘子さん

ランニング、サイクリング(インドア含む)を合わせた距離として最も距離を重ねた矢野紘子さん

バーチャルライド1万7646km、リアルライド4724km、ウォーク676km、総移動距離2万3046kmを達成。また、2月に行なったズイフトのフォーホースメン×3のライドでは16時間23分16秒走り、日本人の女性ライダーで最も移動時間の長いバーチャルライドを記録した。

「バーチャルライドは3年前から、遠方に住む友達と画面の中でライドできるので始めました。昨年末に大きなケガをしてしまったことで体力も筋力も落ちてしまい、なるべく休まずにライドすることで少しでも元の状態に戻せたらいいなと思い長い時間走ることに取り組みました。バーチャルライドなので事故の心配が無く乗ることができました。
また、なかなか会う機会の少ない他県のバーチャルライドの仲間と顔を合わせてライドをした赤城山ヒルクライムのレースは自己ベストを達成できましたが、本当にみんな存在するんだと、お喋り時間が本当に楽しかったです。まだゴールに納得がいっていないので、またチャレンジしたいと思っています」

矢野紘子さん

The Mountain Goat(上りの称号):石橋学さん

エベレスト47回分という想像にもつかないような獲得標高を重ねたのは、チーム右京相模原のプロレーサーである石橋学さん

チーム右京相模原に所属するプロロードレーサーの石橋学さんは、総獲得標高42万2000mを達成した。

「今年相模原にトレーニングの拠点を移したのですが、Stravaのセグメントを探す機能で長い上りを探してルートを組んだライドが一番チャレンジングでした。3箇所の大きな上りでしっかり踏んで下りで休むというような感じで走ったのですが、一つひとつの上りが長いのでかなりハードでした。その分走り切った達成感はありました。相模原拠点でのトレーニングと渋峠での高地トレーニングで獲得標高が多いライドが続いていたので、今回の受賞につながったかなと感じています。表彰のことを聞くまで全く意識していなかったので、嬉しいサプライズでした。
今年は海外のレース、特にアジアでのレースが多く再開されてレース数が増えたことで、ここ数年に比べてとても充実した活動ができました。国内のレースでも無観客から有観客になってきて直接応援していただき、現地での盛り上がりも戻ってきているなと感じる1年になりました。スポーツを通じて人との交流や大会での目標などができるようなってきたことを嬉しく思います」

この2022年では、「本チームに所属するにあたり、相模原がベースとなるため、ここで上り続けることができるようなコースを探しました。結果、ストラバを活用して3つのヒルクライムが連続でき走ることができるコースを見つけることができてのが印象的ですね。2023年は、海外で結果を出していくという目標に向かって励みたいです」と語った。

石橋学さん

Activity of the Year:篠さん

富士ヒルクライムのアクティビティが、この1年で最もKUDOSされた。

「6年前に友人に勧められStravaを始めてから、ずっと旅の備忘録として使ってきました。自動的に設定されたセグメントの記録を取ってくれるので、過去の自分を超えることがモチベーションになることもあります。Stravaで自転車の楽しみ方が広がったのは間違いありません。
富士ヒルクライムのアクティビティがこの1年で最もKUDOSされたと聞いて、正直かなり驚きました。富士ヒルというレースの注目度の高さをあらためて身を持って実感しました。普段からStravaを見て、応援してくださっている方々、本当にありがとうございます。
富士ヒルクライムは辛楽しいレースでした。自分に足りないものがよく分かったので、来年はそれを補えるように頑張りたいと思います。また、未踏の峠道を沢山走りに行きたいです! 今は山旅欲が一番高いです」

篠さん

 

STRAVA JAPAN AWARDS 2022受賞者

The Out-Laster(移動距離の称号) 矢野紘子さん
スポーツタイプ:ライド、ウォーク
記録:2万3046km

The Mountain Goat(上りの称号)石橋学さん
スポーツタイプ:ライド
記録:42万2000m(総獲得標高)

Activity of the Year 篠さん
スポーツタイプ:ライド
記録:1262Kudos(最もKudosされたアクティビティ)

The Devotee(アクティブ時間の称号)原智史さん
スポーツタイプ:ラン
記録:1428日(連続ラン日数)

The Challenger くれいじーかろさん
スポーツタイプ:ラン
記録:33レース(国内外参加レース)

The Group Effort 中島亘さん
スポーツタイプ:ラン
記録:1686人(管理するストラバクラブの参加人数)

Activity of the Year 万場大さん
スポーツタイプ:ラン
記録:8871m(24時間で獲得標高が最も多い)

Year in Sports 2022で行われた特別トークセッション。トークテーマは「コネクテッド・フィットネス革命」として
右からReplicant.fmのファウンダー/ポッドキャスターのKentaroさん、Zwift Japan の福田暢彦さん、SOTOE代表の千葉達夫さんが登壇。オンラインで世界中の人と繋がり合うことで、フィットネスのモチベーションを高め継続して臨んでいくという現状について、そして今後の可能性についてをそれぞれ語り合った。