コラッジョ川西が新型コロナ緊急支援対策を実施。自転車企業と選手をサポート
2020年でチーム創立5周年という節目を迎えた自転車ロードレースチーム「Coraggio Kawanishi Cycling Team(コラッジョ川西サイクリングチーム)」では、新型コロナ緊急支援対策を実施する。
日本国内では今年に入り、戦後以降で一番の国難とも言われている新型コロナウィルスの感染が拡大し、全国に緊急事態宣言が発令されている。来年いは東京オリンピックが開催される事が決定していることから、自転車業界や選手、関連企業では、非常に厳しい状況のなか、それでも来年を目指して前に進んで行くという状況。
このような状況下で「コラッジョ川西サイクリングチーム」として、自転車界に支援や協力できる事は無いかと模索し、独自の視点で新型コロナ緊急支援を選手と自転車企業に行う。
合言葉は、STAY HOME, SOCIAL DISTANCE。
コラッジョ川西サイクリングチーム
「緊急事態宣言発令中は県外への走行は自粛しよう!」
■目的
・緊急事態宣言の発令に伴い、日本国民としての正しい行動を実践して行く重要局面である事を若い世代の自転車競技者に発信すること。
・レース開幕の見通しが立たない選手達のモチベーションアップと競技継続の支援。また、自粛トレーニングの正しい実施方法を発信すること。
・自転車企業の活動をサポートし、製品を広く発信すること。
■内容
①日本国民として
不要不急の外出を自粛し、やむを得ず外出する際はマスクを着用し、ソーシャルディスタンス(人との距離を2m保つ)をしっかりと考えて行動する事を実施。
②自転車企業への支援
自転車企業への支援策として、製品を一部購入し、製品の情報発信と選手へ提供を実施。
③選手へのサポート
不要不急の外出自粛、練習等の活動自粛の実施という本趣旨に賛同した選手に対して、選手活動に必要な自転車競技の必須アイテム(自転車企業の製品)の提供を実施。
■申込期間:2020年4月29日~5月6日まで(緊急事態宣言が延長される場合は変更あり)
■サポート内容
・SOYO TYRE セット(10名)
内容: SOYOTYRE TRUEANCE 700C×25 1 セット、ATHLETUNE 1 セット、 R×L SOCKS レーシングゲーター 1 足、クイックショット 1 個
・WAKO′S セット(10名)
内容:フォーミングマルチクリーナー 1 個、 ATHLETUNE 1セット、 R×L SOCKS レーシングゲーター 1 足、クイックショット 1 個
・セブンバイシクルセット(10名)
内容:サマージャージ上下 1 セット 、 ATHLETUNE 1 セット、 R×L SOCKS レーシングゲーター 1 セット、クイックショット 1 個
・支援企業一覧(順不同)
ATHLETUNE
ATHLETUNEをポケットに入れてコンビニ等での休憩を 0 にします。
SOYO TYRE
ローラーでも外で走行時もパンクや落車事故のリスクを減らします。
WAKO’S(ワコーズ)
家でじっくりと洗車やワックスがけを実践!
セブンバイシクル
新しいサイクルウェアでモチベーションアップ効果
R×L SOCKS
レーシングゲーターで疲れを取って、疲労を残さない!
マルニ工業
クイックショットでパンク時もすぐに対処可能。
BICI AMORE(ビチアモーレ)
宅配買取も行っているのでこの機会に是非ご利用ください!
■サポート数量
・30名( 30名を越えた場合は抽選を行い、抽選の結果は発送をもってお伝えします。)
■対象(申込条件)
・本目的と内容に賛同した自転車競技者で(種目は問わない)、自分の生活範囲内で直ぐに実践する事が出来る者。(参考資料1〜3にある内容を基本に実践する事)
・2020年1月以降で自転車レースにエントリーし、コロナの影響で延期または中止が1回でもあった者。
・U23カテゴリー以下の者(小学生~ U23が対象で競技登録の有無は問わない)
■栂尾代表のコメント
「新型コロナウィルスによりお亡くなりになりました皆様のお悔やみ申し上げます。
この時も闘病をされている皆様の一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
また、寝る間も惜しんで最前線で戦っている医療従事者による懸命な治療に心より敬意を表します。
私達は地域密着型若手育成チームとして、社会に、そして若い世代の競技者ならびに、自転車企業様、関連企業様に対して、何か出来る支援策はないのかを考えていました。そしてまずは、自転車競技者としての活動の前に、まずは日本国民としての良識ある、紳士的な行動を率先して行う事の、重要さを感じました。
我が国の自転車競技に関していえば、まだまだ自転車先進国に比べて、コーチや監督(マネージャー)の存在が少ないという現状を踏まえ、今回の支援活動を通して、良識ある紳士的な本物の自転車競技者を育成するという重要な役割の一角を担えればと思い、今回の発信を行う事を決めました。
私は日頃から、何も行動せずに物事を見過ごす事が出来ない性格で、目の前で苦しんでいる仲間が居るのを見て見ぬふりはできません。アルバイト代が減って練習に専念出来ない選手もいると思います。親御さんの仕事が減って競技に打ち込めない選手もいると思います。イベントやレースが無く自転車や関連グッズの販売が激減している企業も沢山あると思います。 みんなで乗り越える。みんなで世界に通用する選手を育てる。それが私の願いであり、使命です。
そして、この新型コロナウィルスに打ち勝った後には、「あのお兄さんみたいな自転車選手になりたい!」と子供たちが自転車競技に興味を持って行く未来を創り上げていく事が私の最大の使命だと思っています!
最後になりましたが、今こそ各地域で、各チームが、団結して大きな峠を乗り越えて行きましょう。」
■練習時の注意する点
推奨⇒原則室内でローラー練習 外で走るときはソロライド。休憩所には立ち寄らずに人込みを避けて早朝などに短時間(2時間以内)で切り上げて帰宅すること。
おすすめ⇒自宅から半径5km以内で、周回コースを設定し、トラブル発生時も歩いてでも帰宅できるようにする。(医療機関には負担を掛けない事)
レースが無いのに距離を乗るのは今ではない。レースが無いのに強度を上げる必要はない。風邪を引かないようにする事や落車事故を起こさない事が、今は一番大事です!
■行政の発表、参考資料
・別紙1 ・・・兵庫県、大阪府
・別紙2 ・・・厚生労働省
・別紙3 ・・・一般財団法人日本サイクルスポーツ振興会
・別紙4 ・・・ハイパフォーマンススポーツセンター( HPSC
・参考資料・・・Cycle Sports
■別紙 1
兵庫県 外出自粛要請(法第45 条第 1 項)より引用
○生活の維持に必要な場合を除き、みだりに居宅等から外出しないことを要請
・特に、東京、大阪などの人口密集地との不要不急の往来の自粛
・夜間から早朝にかけて営業し接客を伴う飲食店、カラオケなどの利用の自粛
・不要不急の帰省や旅行など都道府県をまたいだ移動の自粛
○自粛の対象とならない外出の例は、次の通り 医療機関への通院、食料・医薬品
・生活必需品の買い出し、事業継続に必要な最小限度の職場への出勤、屋外での運動、散歩等
○「三つの密」(密閉・密集・密接)が重なる懸念のある集会・イベントへの参加自粛を要請
大阪府より引用 【生活の維持に必要な場合(例)】
※感染防止策を講じた上で、必要最小限の人数での活動が前提
○物資調達・・・生活必需品(食料品、日用品、医薬品等)の買い出し
○健康維持・・・医療機関への通院、散歩・運動
○仕事・・・・・職場への出勤 ⇒ただし、在宅勤務(テレワーク)や時差出勤等の取組みを強く要請。 感染防止のための取組みと「3つの密」を避ける行動を強く要請。
○その他・・・・銀行、役所など
■別紙2 厚生労働省より引用
問2 緊急事態では、何をすればよいですか。
何よりも、自分自身への感染を防ぐこと、他の人に感染させないことです。
注意すべきは、通常のインフルエンザでは感染すると、発熱などの症状により感染を自覚し易いのですが、新型コロナウイルス感染症では多くの方が軽症で経過することが報告されています。特に若い世代は、症状が乏しいことが指摘されており、最近では、20歳・30歳代の方の感染者の方が高齢者より多くなっています。
具体的には、第一に、不要不急の外出を避けること。「外出しなくても良いことは家で済ます」、その典型例は職場に行かずにテレワークで済ますことです。また「今日明日にしなくても済むことは、先に延ばす」ことです。第二に、「3 つの密」を避けることです。 3 つとは「換気の悪い密閉空間」、「多くの人が集まる密集場所」、「2m以内の距離で会話や共同行為をする密接場面」です。
【3つの密を避けるための手引き】 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html#c5
■別紙3 一般財団法人日本サイクルスポーツ振興会より引用
▼屋外サイクリングについての提言
1. 人通りの少ない場所を選びましょう。
2. 可能な限り1人で行いましょう。ただ、人通りのない場所での1人のサイクリングにはリスクもあります。また、子供などサポートを必要とする場合もあります。提言の趣旨をご理解いただき、ご判断下さい。
3. 走行時は他のライダーと十分な間隔を開けましょう。十分な距離については様々なご意見があるようです。提言の趣旨をご理解いただき、ご判断下さい。
4. 医療機関に負担をかけないよう、怪我のリスクが高い走行方法は避けましょう。
5. 追い込み過ぎて免疫力をさげないようにしましょう。
6. 食べ物や飲み物は携行し、可能な限り店舗などには立ち寄らないようにしましょう。
7. マスクを携行し、コンビニ等の店舗に寄る場合は必ず着用しましょう。
8. 帰宅後はすぐにシャワーを浴びて、ウェアはすぐに洗濯しましょう。
(2020年4月10日時点 この提言は状況に応じ随時更新します)
別紙4 ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC )より引用
【臨時特設サイト】(競技団体、アスリート向け)について(4月28日更新)
■参考資料 サイクルスポーツ(屋外サイクリングのソーシャル・ディスタンシングは何m ?)より引用
兵庫県川西市を拠点とした地域密着型自転車ロードレースチーム「コラッジョ川西サイクリングチーム」
2015年に創立され自転車プロロードレーサーとして国内ツアーで活躍した実績を持つ、栂尾大知氏がチーム代表を務め、自転車競技を通じて人間力を高め、社会で活躍できる素晴らしい人材を育てる事をチームビジョンに掲げ、小学生から社会人までの幅広い年齢層の育成に力を注いでいる、国内初のステップアップ 式チーム。
コラッジョ「Coreggio 」とはイタリア語で「勇気・度胸」を意味する。夢や目標を達成するためには勇気が必要ということで名付けられた。
チームはレース活動の成績向上だけでなく、生涯スポーツであるサイクリングの普及、地域住民の自転車事故の減少、または自転車保険の加入や健康維持への貢献などを目標としており、地域貢献についても熱心に取り組んでいる。目標は兵庫県を一周するツールド兵庫の開催である。