琵琶湖と富士山、サイクリングを軸に連携始動!

琵琶湖と富士山という、日本一の湖と山を抱える地域同士が自転車で連携・交流していくための初めての意見交換会が2020年2月6日、滋賀県守山市の琵琶湖マリオットホテルで開かれ、3県の財務事務所を仲介役に滋賀、静岡および山梨の3県の官民の関係者20人が顔をそろえた。

滋賀県守山市

琵琶湖富士山サイクリング意見交換会が2020年2月6日に開催された(提供・守山市)

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意見交換会の様子(提供・守山市)

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大津財務事務・橋本博紀所長の挨拶(提供・守山市)

 

「琵琶湖富士山サイクリング意見交換会」は、今後東京五輪を機にインバウンドの増加も見込まれるなか「日本一」の強みを生かしたルートの連携により、サイクリングを軸とした観光誘客や情報発信の相乗効果を目的として、滋賀県守山市が財務省へ提案したことがきっかけで実施されたもの。初会合では、連携の第一弾として共通のパンフレットの制作が決定した。

そのほかにも受け入れ体制や走行環境整備の課題、ノウハウの共有、両ルートを走破した方への認定証や記念グッズの検討、関係者による両ルートの試走などの意見が出され、今後連携の主体となっていく「ぐるり富士山風景街道」の田中孝治・サイクルネット研究会座長は「琵琶湖、富士山は日本の象徴。この連携を通して自転車を楽しむ人をさらに増やしていきたい」と意気込んだ。

今回の意見交換会を主催した大津財務事務の橋本博紀所長は、「地方創生の取組が全国で進むなか、3県をまたぐ連携を通して、それぞれの地域はもちろん日本全体が元気になってほしい。こうした意見交換会が、そういう将来的な目的、地域活性化につながることを期待しています」と語った。

琵琶湖一周「ビワイチ(193km)」は、昨年11月に国土交通省にナショナルサイクルルートの指定を受け、「フジイチ(146km)」は2020年東京五輪の自転車ロードレースの競技コースに一部が採用されているなど、この3県をまたぐ日本一の湖・山の連携の今後の取組に期待が高まる。

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ビワイチ(イメージ)

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山中湖・長池親水公園

琵琶湖富士山サイクリング意見交換会 in 守山
開催日:2020年2月6日(木)午前10時から正午まで
会場:琵琶湖マリオットホテル 会議室
主催:財務省近畿財務局大津財務事務所
協力:滋賀県守山市