特集と連載たち。サイスポという一冊をまとめるための大きな柱【サイスポ編集部の2026年6月号見どころ紹介】

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サイクルスポーツ2026年6月号は、4月20日発売です。前回は数値化についてお伝えしましたが、今号のもう一つの大きな見どころは“トレーニング”と“機材”という二つの側面から、目標達成を支える内容が充実している点です。

 

トレーニングと機材、両面から支える“目標達成”

サイスポ2026.6 エリグチ2

 

トレーニングパートでは、かなり専門的でコアな情報が盛り込まれています。単なる「頑張り方」ではなく、どのように効率よく能力を高めていくのか、その具体的な手法が提示されています。これは、夏のレースやイベントで結果を出したいと考えている読者にとって、非常に実用的な内容となっています。

一方で機材面では、“憧れ”をかき立てるラインナップが揃っています。注目はブロンプトンの新作「P Line(Mk2)」です。人気YouTuberのけんたさんとともに行ったインプレッションでは、その進化のポイントが分かりやすく解説されています。

さらに、「50万円オーバー」の高級車カタログも掲載。中には200万円を超えるモデルも登場し、まさにハイエンドバイクの世界を堪能できる内容となっています。

 

サイスポ2026.6 エリグチ2

 

そして興味深いのが、このカタログと連動する形で展開される吉本司さん×安井行生さんによる連載「サドルトーク」です。こちらでは、高級車の性能やスペックといった“数値”では語りきれない魅力、「なんとなくいいよね」という感覚的な価値について、吉本さんと安井さんが独自の視点で語ります。

スペックを知るカタログと、感性で語るサドルトーク。この二つを行き来することで、読者は「自転車の価値とは何か」を多角的に捉えることができます。数値化というテーマともどこか通じる、「見えるもの」と「見えないもの」の両方に触れられる構成です。

 

サイスポ2026.6 エリグチ2

 

2つの旅が描く、自転車の楽しみ方の違い

せっかくなので他の連載についても紹介します。今回触れるのは、「日本一周」と「僕の細道」という2つの旅企画です。

 

まず、田村浩さんによる「日本一周計画」連載では、なんと種子島が登場します。本州を離れ、あえて“外側”へと足を伸ばした展開ですが、これにはしっかりとした理由があります。詳細は誌面で明かされますが、サイクリングの舞台として見たとき、種子島は非常に魅力的な場所なのです。アップダウンが連続する地形ながら、見どころが豊富で、走りごたえのあるルートが広がっています。

すでに日本最南端をクリアし、ここからは北上フェーズへと移行していくタイミングでもあり、旅の流れとしても大きな節目となる回です。

 

一方で「僕の細道」では、石田ゆうすけさんが西表島・八重山諸島を訪れています。なんとイリオモテヤマネコとの遭遇エピソードもあり、旅のロマンをかき立てる内容です。

この2つの連載の面白さは、その“スタイルの違い”にあります。日本一周の田村さんは、城や史跡、道といった明確な目的を持ち、できるだけコストを抑えながら進む、再現性の高い旅を展開します。読者も同じルートを辿ることができる、実用的な側面が魅力です。

対して石田さんの旅は、より文学的で感覚的。出会いや食、風景に対する個人的な感情が色濃く描かれ、読者は“追体験”として旅を味わうことができます。

 

同じ「南の島」という舞台でありながら、まったく異なる切り口で描かれる二つの旅。これを一冊の中で読み比べることで、自転車旅の多様な楽しみ方が見えてきます。

走ることそのものを楽しむのか、風景や出会いを味わうのか。あるいはその両方か。そんな問いを読者に投げかけてくる一冊でもあります。ぜひページをめくりながら、自分にとっての「理想のサイクリング」を見つけてみてください。

 

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サイスポ2026.6 エリグチ2

 

サイクルスポーツ2026年6月号は4月20日(月)発売、定価1000円です。

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雑誌コード:04137-6
ISBN:4910041371044