目標達成のための注目機材ピックアップ! 軽量編【MICHELIN(ミシュラン)】
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最速で目標を達成するためには、効率的なトレーニングと正確なデータ計測が欠かせない。高みへと挑み続ける現代サイクリストにとって、機材選びは単なる趣味の範疇を超え、パフォーマンス最大化への「戦略的投資」と言っても過言ではないだろう。ここでは、注目の軽量アイテムとして、MICHELIN(ミシュラン)のタイヤを紹介する。
走りの軽さに全振りしたクリンチャータイヤ〜ミシュラン・パワー タイムトライアル
MICHELIN Power Time Trial
ミシュラン・パワー タイムトライアル
価格/1万1550円
かつてロードバイクが「ロードレーサー」と呼ばれていた時代。ここ一番のレースで使うという意味の「決戦用タイヤ」が存在した。耐パンク性やロングライフを犠牲にしてまで軽さを追求しているのが特徴で、その走りは確かに軽やかだった。
ミシュランのパワータイムトライアルは、まさに現代の決戦用タイヤという位置付けだ。重量および転がり抵抗を極限まで減らすことに一極集中したクリンチャータイヤで、平均重量は23Cで180g、25Cで190gと圧倒的な軽さを実現しているのだ。
この重量削減に大きく貢献しているのが、耐パンク防止ベルトを省略する代わりに、180TPIという高密度繊維層を3層にわたって採用していることだ。これによって必要十分な耐パンク性を維持しつつ、ケーシング剛性を確保。加えて、アラミドビードも新たに開発し、トータルでの軽量化を追求しているのだ。
サイドの青×黄色のロゴはレーシングラインの証。ヒルクライムのスタート地点で、自分を鼓舞してくれるに違いない。
Impression〜つらくなっても前に進む、この軽やかさは武器だ
ホイールは履き慣れたアルテグラのC50。前後で1570gという重量は、今となっては重い部類に入る。これにパワータイムトライアルを装着して走り出したところ、踏み出しから余りの軽さに驚いた。それはまるで低ハイトのホイールに履き替えたかのようだ。
空気圧は指定値の下限である5barにセット。ケーシングの変形量(転がり抵抗に大きく影響する)が少ないことに加え、タイヤ自体の軽さもあり、惰性で進む距離が明らかに長い。荒れた路面ではケーシングがしなやかに変形してくれ、乗り心地は硬過ぎず、トラクションもしっかり路面へ伝わる。
明らかにトレッドが薄いのでライフは期待できないが、ここ一番のヒルクライムで必ずや助けとなるだろう。
Brand〜世界屈指のタイヤ企業。最初は自転車用だった
1889年にフランスで創業したミシュラン。1891年、容易に脱着可能な空気入り自転車用タイヤを開発し、同年の第1回パリ~ブレスト~パリに出場。2位に対して9時間弱もの大差をつけて見事に優勝した。これが世界的なタイヤメーカーとしての第一歩となったのだ。














