パーク女子・内藤寧々3位、フラットランドは佐々木元、川口朔来が男女ともに優勝

2023アジアBMX選手権大会は2023年7月14日（金）〜 16日（日） 、フィリピン・タガイタイにてBMXフリースタイル・パーク、フリースタイル・フラットランド、レーシングの全3種目が同時開催となった。

最初に開催されたフリースタイル・パーク種目は、連日の不安定な天候に苦しめられた。大会予選日の7月14日（金）は、朝7時から予定されていたプログラムの順延が続き、17時点で翌日への延期と、全参加選手が決勝へ進む形へ変更となった。

決勝は予定開始時間を3時間延長する形で、4カ国8人が参加した女子カテゴリーから開催され、日本の内藤寧々は慣れないボールパークタイプであったものの、限られた練習時間にてセクションを攻略し、強豪中国勢の割り込み3位を獲得した。

男子決勝は、夕方17時まで順延し降雨と日没との戦いの中開催された。 14人で争われた決勝では、世界チャンピオンの中村輪夢が、滑りやすい路面にて少しバランスを崩す場面も見られたが、圧倒的高難度の技を連発し、2019年ぶり2度目のタイトルを持ち帰った。

2位には溝垣丈司が入り日本勢1−2フィニッシュとなったが、決勝ランの後半で1度転倒したため、溝垣にとっては悔やまれる結果となった。

フリースタイル・フラットランドの決勝も開催され、女子エリートは、前日の予選を1位通過している中川きららを、0.4点差の僅差で川口朔来が上回り、自身初のアジアタイトルを獲得した。

昨年の世界チャンピオン佐々木元率いる男子チームは、先行した世界選手権2位の伊藤真人がノーミスで決勝ランをこなすが、佐々木元が2.725点差で日本人対決を制し、2019年以来2度目のアジアチャンピオンを手にした。

7月16日（日）には、レーシング種目の予選・決勝レースが開催される。

＜大会結果 フリースタイル・パーク 女子エリート＞
優勝：YAWEN Deng (中国)
2位：QIAN Zheng (中国)
3位：内藤 寧々

＜大会結果 フリースタイル・パーク 男子エリート＞
優勝：中村 輪夢 (Wing Arc 1st)
2位：溝垣 丈司
3位：XIAOLONG Sha (中国)

＜大会結果 フリースタイル・フラットランド 女子エリート＞
優勝：川口 朔来
2位：中川 きらら
3位：SUDARAT Suvanich (タイ)

＜大会結果 フリースタイル・フラットランド 男子エリート＞
優勝：佐々木 元 (鎌ケ谷巧業株式会社)
2位：伊藤 真人
3位：PAKPHUM Poosa Art（タイ）

大会名：2023 アジアBMX選手権大会（フィリピン）

大会日程：2023年7月14日（金）〜 16日（日）

大会会場：フィリピン・タガイタイ BMXトラック（レーシング）、スケートパーク（パーク）、コンバットジム（フラット）