ブイトラゴ区間優勝!新城「達成感しかない」ジロ・デ・イタリア2023 第19ステージ
ジロ・デ・イタリア2023 第19ステージはバーレーン・ヴィクトリアスのサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)が、難易度5つ星、最高難度の過酷な山岳ステージを逃げ切り優勝といううれしい結果となった。
ドロミテ山脈の中を縫うように、中盤の2級から始まり、下ってはまた次の1級山岳、続けて1級、2級、フィニッシュは1級山頂と5つの山岳を超える183km。今大会最後の山岳ロードレース。逃げに成功したブイトラゴは登坂力を活かし、最後は独走優勝で今大会でチームに2つ目の勝利をもたらした。
また、スプリントジャージ(マリア・チクラミーノ)のジョナタン・ミラン(イタリア)はここにきてスタート前に体調不良に見舞われたが、新城幸也をはじめチームメイトが何とか制限時間内にミランをフィニッシュに運び、ジャージをキープしている。新城はミランを守り抜いたチームメイトとともに119位で無事にフィニッシュした。
翌日は激坂での個人タイムトライアル。いよいよ残すは2ステージとなり、現在エースのダミアーノ・カルーゾ(イタリア)は総合4位。そして、チーム総合は1位をキープしている。
新城幸也のコメント:
「第19ステージは色々な物語が多すぎるステージとなった。じつは朝からジョナタン(ミラン)の調子がいまいちで、今日は彼を制限時間内にフィニッシュさせることが任務。
スタート時点ではチームの状態は最高ではなかったが、レースが終わると全てがうまくいっていた。サンティアゴ(ブイトラゴ)がステージ優勝!ダミアーノ(カルーゾ)が総合4位に再浮上!ジョナタンは最悪なコンディションの中、1日苦しんで制限時間内にゴール出来た。チーム総合も暫定1位のまま。これ以上の事はないだろうね!
自分自身も序盤からグルペットで、前の集団とのタイム差を気にしながら走るのは精神的に疲れた。今は達成感しかないよ。
ジロが終わるまであと2ステージ。登りタイムトライアルは好きじゃないけど、ペース落とさないように、集中して走らないとね!」
ジロ・デ・イタリア公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)