2021全日本選手権BMXレース 男子は松下巽、女子は酒井亜樹が優勝

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日本自転車競技連盟が主催する「第38回全日本自転車競技選手権 -BMXレース-」のチャンピオンシップカテゴリー(ジュニア/エリートクラス)が2021年9月26日(日)に開催された。

新潟県上越市・BMX場にて開催されたのは2005年以来、16年ぶり。新型コロナウイルスにより全日本選手権の開催延期ならびに開催地変更が続くなか、国内自転車競技では9月19日に開催されたフリースタイル・パーク種目に続いて2大会目となる全日本選手権開催となった。今大会も全参加者(関係者・運営スタッフ含む)に対するPCR 検査実施など、昨年以上に感染拡大予防対策を施した会場にて行われた。

2021年大会の男子エリートは松下巽が3年ぶり2度目の優勝を果たし、女子エリートは酒井亜樹が初タイトルを獲得した。

2021全日本選手権BMXレース

 

男子エリートは松下巽が3年ぶり2度目の優勝

あいにくの降雨により、近年まれに見る荒れたコースコンディションでの開催となった。
決勝は全15人から予選を勝ち上がった7人で行われ、7人中5人が転倒する波乱の中、松下巽が2018年ぶり2度目の全日本タイトルを獲得した。2位には自身初の全日本表彰台獲得なった菊池雄が入り、松下同様にベテラン勢の活躍が目立った大会となった。

優勝した松下巽のコメント:
「厳しいコンディションの中でのレースでしたが、調子も良かったので結果的に優勝としてタイトルを獲得できたことは嬉しい。 悪天候の中でも終始レースを盛り上げる演出に後押しされ、今大会の開催実現に感謝している。」

2021全日本選手権BMXレース

男子エリート結果
優勝:松下巽(全日空商事)
2 位:菊池雄(SMITH OPTICS)
3 位:深川匠(NoLogo Racing Japan)

 

女子エリートは酒井亜樹が初優勝

女子はエリートとジュニアが混走で開催され、昨年大会では2位となった酒井亜樹が、前年度覇者である丹野夏波を抑え、自身初のエリート全日本タイトルを獲得した。酒井は2018年にジュニアタイトルを獲得している。

優勝した酒井亜樹のコメント:
「全日本は特別な大会なので、優勝はとても嬉しい。昨年2位だった悔しさから練習を頑張ってきたので、エリートでのタイトルを獲得でき自信にも繋がった。 もっともっと上を目指して、国際大会でも活躍できるようトレーニングに励みたい」

2021全日本選手権BMXレース

2021全日本選手権BMXレース

女子エリート結果
優勝:酒井亜樹(DEUX ROUES ELITE TEAM)
2 位:丹野夏波(早稲田大学)
3 位:瀬古遥加(iRC TIRE)

 

男子ジュニアチャンピオンは坂望加

男子ジュニアは5人のエントリーのため、3レースの合計ポイントにて争われた。
全レースにて転倒者が多発する展開が続いた中、昨年2位を獲得している坂望加が1 位・2 位・2 位とコンスタントにまとめ、ジュニアチャンピオンに輝いた。

優勝した坂望加のコメント:
「昨年は2位でタイトルを逃したので、レースはしっかり走りをまとめてチャンピオンジャージを獲得でき嬉しいです。 来年からはエリートクラスなので、そこでも勝負ができるように、準備を積んでいきたい」

2021全日本選手権BMXレース

男子ジュニア結果
優勝:坂望加(Factory Answer)
2 位:長島凌(Pure japan)
3 位:早川敦哉(NoLogo Racing Japan)

 

女子ジュニアチャンピオンは西村寧々花

女子ジュニアは3人のエントリーで、エリートと混走にて実施された。
チャレンジカテゴリーにて2015年から負け無しであった西村寧々花が今年よりジュニアカテゴリーへ上がり、決勝ではエリートと混走の中でも全体で3位に入り、ジュニアチャンピオンとなった。

優勝した西村寧々花のコメント:
「憧れであったチャンピオンジャージの獲得はとても嬉しい。 慣れない雨レースでプレッシャーもあったが、決勝では自分の走りをまとめることができた。 これからも連覇を伸ばしていきたい。」

2021全日本選手権BMXレース

女子ジュニア結果
優勝:西村寧々花(GAN TRIGGER)
2 位:野村凪沙(Ace Race Australia)
3 位:岡本彩桜(バンピーパス)

問い合わせ先

日本自転車競技連盟
https://jcf.or.jp/bmx/index/