パナソニックの電動アシスト自転車が東京五輪のケイリンで先導

2021年8月4、5、7、8日に行われる東京五輪のケイリンで、パナソニックが開発した電動アシスト自転車の先導車が使用される。

オリンピックの自転車競技のケイリンは日本発祥であり、7人までの選手によってトラック6周で競う。ペースメーカーである先導車が選手たちへの風よけになり段階的に速度を上げ、選手たちはその後ろでポジション争いを繰り広げる。先導車が時速50kmまで速度を上げてペースを作り、残り3周で離脱したあとは選手だけのレースとなり勝敗を決する。

このようなケイリンの高速走行にも対応できるよう、今回の先導車は、スポーツドライブユニットや高剛性のフレームを持つクロスバイクタイプのeバイク「XU1」(eバイクジャパン)をベースに開発された。東京五輪のケイリンが行われる伊豆ベロドロームでの試験を重ねて完成させたという。

パナソニックの先導車

東京2020オリンピック ケイリン先導車

最高時速50kmを発揮する高出力モーター、選手が追従しやすい滑らかで安定した加速を可能にするアシスト制御、あらゆる速度域でも正確にラインをトレースし直進安定性を確保するフレーム設計が特長だ。

なお、このケイリン先導車の設計ノウハウを活用した新型のXU1(eバイクジャパン)が2021年8月5日(木)に発売される。

パナソニックの先導車
パナソニックの先導車

パナソニックの先導車

8月4日は東京五輪 女子ケイリンの第1ラウンド、5日は女子ケイリンの決勝まで、7日は男子ケイリンの第1ラウンド、8日は男子ケイリンの決勝までが行われる。日本からは小林優香、新田祐大、脇本雄太が出場する。