ジロ・デ・イタリア2026 雨の第5ステージはアリエタが区間初優勝し、エウラリオがマリア・ローザ
イタリアで開催中の第109回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、2026年5月13日にプラーイア・ア・マーレからポテンツァまでの203kmで中級山岳区間の第5ステージを競い、雨の中を逃げ切ったスペインのイゴール・アリエタ(UAEチーム・エミレーツ・XRG)が23歳でグランツール区間初優勝を果たした。彼の父親は元プロ選手のホセルイス・アリエタだ。
区間2位には2秒遅れでポルトガルのアフォンソ・エウラリオ(バーレーン ヴィクトリアス)が入った。この日、総合リーダーのマリア・ローザを着ていたイタリアのジュリオ・チッコーネ(リドル・トレック)は、7分13秒遅れのメイン集団でゴール。エウラリオが総合首位になり、24歳でマリア・ローザを獲得した。
雨で落車が続出
雨の1日となった第5ステージは波乱の展開になった。集団から12人が逃げ出し、そこからカテゴリー2のグランデ・ディ・ヴィジャーノ山の登坂でアリエタがアタックし、エウラリオが合流した。2人は順調に先頭を逃げ続けたが、まず最初に残り13.6kmの下りコーナーで、アリエタが転倒する事故が発生した。
単独で先頭になったエウラリオは、一時アリエタに30秒差を付けた。ところが残り6.5kmで、今度はエウラリオが転倒してしまった。この事故でアリエタは先頭のエウラリオに追いつく事ができたが、残り2.2kmで後方を走っていたアリエタは、コースを間違えるミスを犯してしまった。それでもアリエタはゴールまで残り200mで疲労困憊したエウラリオに追いつき、そのまま彼を追い越して区間優勝する事ができた。
メイン集団はグランデ・ディ・ヴィジャーノ山の坂でレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが先頭を引いて集団を小さくしたが、下りでペースは落ち、マリア・ローザを着たチッコーネは孤軍奮闘してタイム差を何とか縮めようとしたが、無駄な努力に終わった。
その結果、マリア・ローザはポルトガルのエウラリオの手に渡り、バーレーン ヴィクトリアスにとっては史上初のマリア・ローザになった。奇しくもこの日は、かつてチームに所属していた故ジーノ・メーダー(スイス)が、5年前のジロで区間初優勝を上げた日だった。
■区間初優勝したアリエタのコメント
「この勝利を得られて本当に嬉しい。このジロは落車が多くて困難なスタートだった。今日それが自分に起きた時、決してこれで終わりだとは思わなかった。最後までトライし続けたかった。最後の数kmは完全に空っぽだった。でも、エウラリオも同じ状態だと判っていた。我々は2人とも勝利に値していたが、最後にボクがそれを勝ち取った。ガールフレンド、家族、コーチに感謝の言葉を言いたい。彼らは常に一緒に居てくれた」
■第5ステージ結果
[2026年5月13日/プラーイア・ア・マーレ~ポテンツァ/203 km]
1. ARRIETA Igor (UAE TEAM EMIRATES XRG / ESP) 5:07:51
2. EULÁLIO Afonso (BAHRAIN VICTORIOUS / POR) 0:02
3. SILVA Guillermo (XDS ASTANA TEAM / URG) 0:51
4. MILESI Lorenzo )MOVISTAR TEAM / ITA) 01:29
5. SCARONI Christian (XDS ASTANA TEAM / ITA) 01:30
6. GAROFOLI Gianmarco (SOUDAL QUICK-STEP / ITA) 01:30
7. BOUWMAN Koen (TEAM JAYCO ALULA / NED) 03:11
8. KULSET Johannes (UNO-X MOBILITY / NOR) 03:13
9. RACCAGNI NOVIERO Andrea (SOUDAL QUICK-STEP / ITA) 03:29
10. CRESCIOLI Ludovico (TEAM POLTI VISITMALTA / ITA) 04:42
■第5ステージ後の総合成績(マリア・ローザ)
1. EULÁLIO Afonso (BAHRAIN VICTORIOUS / POR) 21:27:43
2. ARRIETA Igor (UAE TEAM EMIRATES XRG / ESP) 02:51
3. SCARONI Christian (XDS ASTANA TEAM / ITA) 03:34
4. RACCAGNI NOVIERO Andrea (SOUDAL QUICK-STEP / ITA) 03:39
5. KULSET Johannes (UNO-X MOBILITY / NOR) 05:17
6. CICCONE Giulio (LIDL-TREK / ITA) 06:12
7. CHRISTEN Jan (UAE TEAM EMIRATES XRG / SUI) 06:16
8. STORK Florian (TUDOR PRO CYCLING TEAM / GER) 06:16
9. BERNAL Egan (NETCOMPANY INEOS / COL) 06:16
10. ARENSMAN Thymen (NETCOMPANY INEOS / NED) 06:16
15. VINGEGAARD Jonas (TEAM VISMA – LEASE A BIKE / DEN) 06:16
[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ): MAGNIER Paul (SOUDAL QUICK-STEP / FRA)
■山岳賞(マリア・アッズーラ): SEVILLA Diego Pablo TEAM POLTI VISITMALTA / ESP)
■新人賞(マリア・ビアンカ): EULÁLIO Afonso (BAHRAIN VICTORIOUS / POR)
(※第6ステージは ARRIETA Igor (UAE TEAM EMIRATES XRG / ESP) が着用)
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