雨の山岳ステージ、新城とバルダッチーニは無事フィニッシュ ツアー・オブ・ジ・アルプス2025 第4ステージ
イタリア・トレンティーノ アルトアディジェ州とオーストリアをまたいで開催中のUCIプロシリーズ『ツアー・オブ・ジ・アルプス2025』。第4ステージの舞台はオーストリアのチロル州。スタートから35kmで標高1700mに達する山岳を通過するも、山岳ポイントは設けられておらず、その後の1400m、1600mとカテゴリーが付かない山頂を超えていき、フィニッシュまで25kmのところから2級、3級の山岳が続く162km。
連日の厳しい山岳コースに加え、冷たい雨が追い打ちをかけ、スタートしない選手やリタイアする選手も多く、チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニもダヴィデ・バルダッチーニと新城幸也の2人でフィニッシュを目指すこととなった。
寒さに苦戦した新城だったが、24分遅れの集団の中66位、バルダッチーニも同集団でフィニッシュしている。

チームはダビデ・バルダッチーニと新城のみとなってしまった。Photo:YUKIYA ARASHIRO

冷たい雨、そして霧が立ち込める山岳地帯を進む集団 Photo:Cor Vos
新城幸也のコメント:
雨で凍えた1日となった。スタートは雨は降っていなかったが、走り出して10kmぐらいで雨が降り始めた。ちょうど逃げも決まりかけてたので、集団も沈静化した。
35km地点で標高1700mに達するのだが、そこから30km程かけて1000m下る。濡れた路面で、あまりペダルを回さずに下るので体が冷える一方で…下りきるとまたすぐに上りなのだが、7kmで平均勾配8%の山岳だかここにはカテゴリーが付かないのがこのレース(苦笑)上りの麓からペースが上がって、下り坂で冷えた体は全く動かず、集団から千切れた。しばらく体が温まるまで無理矢理脚を動かして前を目指して走るしかなかった。
無事にグルペットに追い付き、フィニッシュを目指すが、レース半分過ぎただけ、そこからフィニッシュまで長い長い1日だった。寒い中でのレースは特に疲労度が増す。
明日は最終日だが112kmしかないが獲得標高2200mあり、激坂のきついコース。さらに今のところ雨予報。どれぐらい体を回復させられるかだが、ここまできたら最終日も走りきりたい。
チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの出場メンバー
アレッサンドロ・イアッキ(イタリア)第3ステージDNS
ダヴィデ・バルダッチーニ(イタリア)
トマーゾ・ネンチーニ(イタリア)第2ステージDNF
新城幸也(日本)
ジョアン・ロランゾ(イタリア)第1ステージDNF
ルカ・ヴェランド(イタリア)第3ステージDNF
アンドレア・ピアス(イタリア)第2ステージDNF
大会公式サイト
Tour of the Alps
新城幸也 公式X
https://x.com/YukiyaArashiro