イタリア・トレンティーノ アルトアディジェ州で開催中のUCIプロシリーズ『ツアー・オブ・ジ・アルプス2025』。第3ステージは中盤にカテゴリーは付かないものの、1500m越えの山岳があり、下ってすぐに1745mの1級山岳に上り返し、フィニッシュ10km手前には1560mの2級山岳を越え、下ってフィニッシュとなる145kmのコース。

チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニは1選手がスタートできず、1選手がリタイアという結果で、翌日の最終ステージに残るのは新城幸也とダヴィデ・バルダッチーニの2人のみと厳しい状況となったが、新城はトップから14分遅れの75位で無事にフィニッシュしている。

荒れた路面との下り坂を慎重に下る新城　Photo：Cor Vos

南チロル地方のヴィビティーノの街からスタートしていく集団　Photo：Cor Vos

新城幸也のコメント：

今日は逃げ切りを狙う選手が多くて、1時間近くのアタック合戦になった。20人の多くの逃げが決まった後はリドル・トレックが集団を牽引。僕は前半は調子良く走っていたが、上りでは一定ペースで上ってる集団に着いていくことが出来ず、最初の上りで遅れてしまった。第1、2ステージとは調子が違って、追い込む事が出来なかった。

先にルカ（ヴェランド）が遅れていたので、合流してグルペットでフィニッシュを目指していたが、ルカは限界だったみたいでそのままリタイアになった。それからは淡々と前を追いかけて、集団から遅れた選手に追い付き、6人でフィニッシュを目指した。

このレースは道路規制の事情から全ステージ、難易度に関係なくタイムアウトが10%のタイムリミットしかない。4時間のレースなら約20分前後位しか遅れが許されないことになる。グルペット全員が共調してくれたお陰でフィニッシュまで余裕を持って行くことが出来た。

明日も同じように逃げを狙う選手で序盤から激しくなると思う。しっかり回復させて、明日も乗り切りたいと思う。

チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの出場メンバー
アレッサンドロ・イアッキ（イタリア）第3ステージDNS
ダヴィデ・バルダッチーニ（イタリア）
トマーゾ・ネンチーニ（イタリア）第2ステージDNF
新城幸也（日本)
ジョアン・ロランゾ（イタリア）第1ステージDNF
ルカ・ヴェランド（イタリア）第3ステージDNF
アンドレア・ピアス（イタリア）第2ステージDNF

大会公式サイト
Tour of the Alps

新城幸也 公式X
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