マップ機能から使いやすさまで徹底評価 激走! GPSサイクルコンピュータ・テスト

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GPS機能付きサイコンを同一のバイクへ一挙にマウントして、山深い道を走行しながらその性能をテスト! 使ってこそ分かる、最新高性能サイコンの実力とは?

GPSサイクルコンピュータ

知らない場所で長時間ライドする際に最も頼りになるのが、マップ表示やナビ機能を持つ「GPS機能付きのサイクルコンピュータ」(以下、GPSサイコン)だ。近年は安価なモデルからさまざまな性能が付与された高性能モデルまで各社がラインナップしており、ユーザーからすれば、自分の使い方に最も合った一台を選ぶのは難しい。

そこで今回は、実際に各社の最上位グレードに当たるGPSサイコンを用意し、それらを一台のバイクのハンドルまわりに同時にマウント。同一のコースデータを読み込ませたうえで、そのコースを実際に走行した。ちなみに走行したコースは国道439号上。すなわち国内屈指で山深く、標高差もあり、トンネルやワインディングも連発するという、まさに実走テストにはうってつけの道である。

ナビゲーション性能を重視するもよし、使用感やバッテリーの持ちに注目するもよし。ライダー目線で定めた6つの評価項目をもとに、自身の使い方に最も適した一台を選ぶための指針となれば、このマウント状態で酷道を走り続けた労力が報われるものである。

6項目を5段階でテスト!

GPSサイクルコンピュータ

今回測定したのは、以下の6項目となる。①「セットアップ」では、スマホのアプリやPCからルートデータを取り込み、デバイスで表示するまでの手間のかからなさ。なお、使用したルートサービスは「Ride with GPS」だ。②「マップ表示&ナビ」と③「操作性」では、走行中のそれぞれのストレスフリーさを評価。④「バッテリー」は同一使用状況でのバッテリーの持ち。⑤「データ精度」は、ログを見返した状態でのトラッキングのブレや途切れのなさについて。⑥「視認性」は走行中のあらゆる状況での画面の見やすさ。上記をそれぞれ5段階で評価した。

ブライトン・ライダー860

GPSサイクルコンピュータ

ブライトン・ライダー860

大手GPS関連企業から独立したスタッフが立ち上げた、台湾発のGPS機器メーカーがブライトンだ。GPS機能を搭載しつつも、1万円を切る価格のエントリーモデルを発売するなど、そのコストパフォーマンスの高さと共にライナップ数の多さも誇る同社。その中でもブランド史上初めて、カラー液晶タッチパネルを搭載した多機能GPSサイクルコンピュータがこの「ライダー860」となる。
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ワフー・エレメントローム

GPSサイクルコンピュータ

ワフー・エレメントローム

アメリカで2010年に創業した若いブランドでありながら、インドアサイクルトレーナーやランニング分野まで、最もトレンドの分野で急成長を遂げているワフー。同社のサイクリングコンピュータのうち、GPSによる高性能スマートナビゲーション機能を備えたカラーディスプレイモデルが「エレメントローム」である。
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ガーミン・エッジ1030プラス

GPSサイクルコンピュータ

ガーミン・エッジ1030プラス

サイクリングだけでなくさまざまな分野でプロフェッショナルが求めるレベルのGPS機器をラインナップするガーミン。同社のサイクルコンピュータである「エッジ」シリーズの中でも最高峰の「1030」がアップデートされ、「プラス」としてこの7月に発売となった。
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