ガーミン・エッジ1030プラス〜激走! GPSサイクルコンピュータテスト

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Presented by Garmin Japan

各社の最上位グレードに当たるGPS機能付きサイクルコンピュータの性能について、山深い道を走行しながら、ライダー目線で定めた6つの項目をテストし、5段階で評価する企画。今回はガーミンの「エッジ1030プラス」だ。

エッジ1030プラス

ガーミン・エッジ1030プラス

名機がアップデートされ「プラス」として登場!

サイクリングだけでなくさまざまな分野でプロフェッショナルが求めるレベルのGPS機器をラインナップするガーミン。同社のサイクルコンピュータである「エッジ」シリーズの中でも最高峰の「1030」がアップデートされ、「プラス」としてこの7月に発売となった。

従来の1030からは、高精度なGPS測定や視認性の高い半透過型ディスプレイなどの機能はそのままに、内蔵CPUやバッテリーライフがより強化されており、よりサクサクとした動作を行えるように。また、ソフト面でも機能が追加。マップ&ナビ面では、ナビゲーション中にルートを外れた際の警告通知をオフにできる「ナビの一時停止」機能が実装され、ライド中に気兼ねなく寄り道できるようになった。また、デバイスに記録された情報からユーザーに最適なトレーニングを自動で提案してくれる「ワークアウトサジェスチョン」や、MTBライド時のスムーズさやライド難易度を示してくれる「MTBダイナミクス」機能など、「プラス」となったことで高性能GPSサイコンに求められるものは、また一段向上したのである。

spec.

EDGE1030PLUS
価格:8万6000円(税抜・各種センサーとのセット)
サイズ:114×58×19mm
実測重量:124g
公称バッテリー最大時間:24時間
使用GPSシステム:GPS、GLONASS、Galileo、QZSS(みちびき)
通信形式:ANT+、Bluetooth、Wi-Fi

test結果:ライドを楽しませる工夫が随所に

GPSサイクルコンピュータ

四国の山奥のハードなコースでテストした

エッジ1030プラス
デバイス間の接続だけでなく、ライド中の操作や表示の分かりやすさと、どの状態においても安定感がある1030プラス。驚くのは、例えば汗での誤作動を防ぐ画面ロックや、マップ内のサイクリングロード表示など、ライド中に「こうしたい」と思い付く機能が多く実装されており、細部までの作り込みにフラッグシップの完成度を感じさせた。また、走行中にルートデータのヒルクライムポイントに入ると、自動で画面が切り替わり、勾配の変化や平均勾配を示してくれる「クライムプロ」機能は、ヒルクライム好きにとっては、ライド中の気分をより盛り上げてくれた。

エッジ1030プラス