ヴィットリア「ザフィーロ」2種がモデルチェンジ

目次

  • text 編集部
  • photo Cycle Sports/ブイ・ティー・ジェイ

ロードタイヤメーカーのヴィットリアが「ザフィーロ」2種をモデルチェンジし、「ザフィーロ プロ ファイブ」と「ザフィーロ ファイブ リジッド」を販売する。両製品ともトレッドデザインがセンタートレッドデザインとなり、新ETRTO規格に対応している。

ザフィーロ プロ ファイブ

ヴィットリア・ザフィーロ プロ ファイブ

「ザフィーロ プロ ファイブ」はエントリーモデルながら、高いグリップと低い転がりを両立する次世代コンパウンドのグラフェンG2.0を採用している。ケーシンググレードを従来の60TPIから26TPIへと見直し、耐久性とエコノミー性を実現。耐パンク性能はトレッドのセンターに配置されている耐パンクベルトにより高くなっており、トレーニング用タイヤに向いているといえる。価格は従来から400円下がり、求めやすくなっている。

ZAFFIRO PRO V
価格:2800円(税抜)
カラー:ブラック
TPI:Nylon 26TPI
サイズ:700x25c(310g)/28c(340g)/30c(385g)/32c(395g)

ザフィーロ・ファイブ・リジッド

ヴィットリア・ザフィーロ ファイブ リジッド

リペア用タイヤで最廉価モデルの「ザフィーロ リジッド」が最新のトレッドパターンへとモデルチェンジした。

ZAFFIRO V RIGID
価格:2000円(税抜)
カラー:ブラック
TPI:Nylon 26TPI
サイズ:700x25c(380g)/28c(410g)/30c(460g)/32c(470g)

新ETRTO規格

新ETRTO規格表

パッケージ上部にリム内幅とタイヤ幅が表示される

2020年からETRTO(European Tire and Rim Technical Organization)はリム幅とタイヤ幅の基準を現在の実情に合わせるべく、規格を改定した。

現在主流の700×25C幅のタイヤを例にとると、従来のETRTO規格ではリム内幅15mmをもとに設計され、リム内幅が15mmの時に25mm幅となる様にタイヤが設計されている。

新しいETRTO規格では同じ25mm幅のタイヤを設計する際、内幅19mmのリムを基準として設計される。よって、内幅が19mmより細いリムに装着した場合、タイヤの表示サイズより細くなることが想定される。一般的にリム幅が2mm変わるとタイヤ幅は1mm変化するといわれる。新ETRTO規格に準拠した25Cタイヤの場合、例えば内幅17mmのリムに装着すると、その実測幅は約24mm程度となる。同様に15mmリムに装着した場合は23mm程度となる。

新ETRTO規格は「ザフィーロ プロ ファイブ」から始まり、順次新モデルから対応となる予定だ。