【Dailyアレ!アレ!ユキヤ】激坂がいくつも ジロ・デ・イタリア第8ステージ

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2023第8ステージ

テルニのスタートサインに向かうユキヤ

ジロ・デ・イタリア2023への出場が決まった新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)を追って現地へ飛んだ、本誌の連載「アレ!アレ!ユキヤ」を担当する番記者・大前 仁のレポート。

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今日はテルニからフォッソンブローネまでの207km。空はどんよりと曇っているが、ユキヤのサドルの後ろに泥よけは付いていない(ちなみに一昨日は付いていて、昨日は付いていない)。「今日は逃げ切りステージ」とユキヤは予想する。
現在の総合首位はアンドレアス・レックネスン(チームDSM)なのだが、2位にレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)が控え、このジロの総合はまだまだ決まりそうにない。だとすれば逃げで区間勝利を、と考えるのが、総合を狙っているチーム以外の考えなのだろう。

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2023第8ステージ

テルニの市街地をスタートしていくユキヤ

果たして。1時間以上もアタック合戦が続き、47km地点にあるポイントジャージがかかる最初のスプリントポイントは、逃げの5人に20秒差で後続がスプリントすることになった。ユキヤのチームメイト、ジョナタン・ミランはこれをとり、ポイントを追加した。
逃げはこのあとメンバーを増強して12人となったが、最初の2時間の平均時速が46.77km。主催者が用意したこのコースのロードブックの、速いほうのタイムスケジュールは時速42kmで計算されているので、それよりずっと速く逃げのメンバーは走った。

逃げは5分という余裕をもって終盤の50kmの小周回にさしかかり、4級の山でベン・ヒーリー(EFエデュケーション・イージーポスト)が単独となった。後続のメイン集団は、この4級の上りを前に位置取り争いが激しくなったが、「上り口手前のレイアウトの情報がうまく入ってこなかったので、埋もれてしまいました」とユキヤ。チームはミランやカルーゾらが前方に位置して最後の小周回に突入した。

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2023第8ステージ

カテゴリー4、カプッチーニの上りをダンシングでこなすユキヤ

総合争いのメンバーが揃ったメイン集団はこの4級の山から次の2級、そしてもう一度この2級を越えてフィニッシュに向かった。ライブストリーミングで「アラシロユキヤが集団に残ろうと奮闘している!」と伝えられる。ユキヤは仕事を終え、グルペットでフィニッシュへ。メイン集団ではカルーゾとジャック・ヘイグがレムコらと同じタイムでフィニッシュ。ユキヤも無事に20分ほど遅れて本日のレースを走り終えた。

明日は第1ステージに続く2度目の個人タイムトライアル。現在、総合155位のユキヤのスタートは13時24分。日本時間20時24分だ。「明日のステージである程度、総合争いも決まってくると思います」とユキヤは言っている。日曜深夜、絶対注目です!

第106回ジロ・デ・イタリアを前に ゼッケン42番・新城幸也インタビュー

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