UCIワールドツアー最終戦のツアー・オブ・グアンシー2019でスペインのマスが総合初優勝

2019年シーズンのUCIワールドツアー最終戦である中国のグリー・ツアー・オブ・グアンシー(広西)が10月22日に閉幕し、スペインのエンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ)が総合初優勝した。

総合2位はコロンビアのダニエル・マルティネス(EFエデュケーションファースト)、総合3位はイタリアのディエゴ・ローザ(チームイネオス)だった。

 

ツアー・オブ・グアンシー2019

UCIワールドツアーのステージレースで総合初優勝したスペインのマス (photo : © Tim De Waele / Getty Images / Deceuninck – Quick-Step)

 

マスは今大会のクイーンステージだった第4ステージを制して総合首位に立ち、そのまま最終日まで真紅の総合リーダージャージを守った。彼は昨年のブエルタ・ア・エスパーニャで区間優勝はしているが、UCIワールドツアーのステージレースで総合優勝するのはこれが初めてだった。24歳のマスは新人賞も獲得している。

ベルギーのドゥクーニンク・クイックステップにとっては、マスの総合優勝は今シーズン68勝目であり、チームの歴史上、UCIレースで745度目の勝利だった。

UCIワールドツアーランキングは昨シーズンで廃止となり、今シーズンからはランキングが作成されていない為、2019年はUCIワールドツアーのシリーズチャンピオンも生まれなかった。

■UCIワールドツアーのステージレースで初優勝したマスのコメント
「ボクはここ数年のシーズンで沢山の事を学び、大きな進歩を遂げ、ここで過ごした時間にとても感謝している。それは素晴らしい瞬間が積み重なった忘れがたい走りだった。この勝利は素晴らしいチームメートなしでは不可能だった。彼らは今週、全力を尽くしてボクを守ってくれた。彼等は信じられないほどのグループで、友達と呼べるのが嬉しい」

 

 

■第3回グリー・ツアー・オブ・グアンシー 個人総合最終成績
[10月17日~22日/UCIワールドツアー/中国]
1. MAS NICOLAU Enric (DECEUNINCK – QUICK – STEP / ESP) 22:42:42
2. MARTINEZ POVEDA Daniel Felipe (EF EDUCATION FIRST / COL) +05
3. ROSA Diego (TEAM INEOS / ITA) +14
4. TOLHOEK Antwan (TEAM JUMBO – VISMA / NED) +22
5. GROSSSCHARTNER Felix (BORA – HANSGROHE / AUT) +29
6. EIKING Odd Christian (WANTY – GOBERT CYCLING TEAM / NOR) +29
7. HAGEN Carl Fredrik (LOTTO SOUDAL / NOR) +29
8. DE LA CRUZ MELGAREJO David (TEAM INEOS / ESP) +29
9. VILLELLA Davide (ASTANA PRO TEAM / ITA) +37
10. TUSVELD Martijn (TEAM SUNWEB / NED) +38

[各ステージの優勝者]
■第1ステージ:GAVIRIA RENDON Fernando (UAE TEAM EMIRATES / COL)
■第2ステージ:MCLAY Daniel (EF EDUCATION FIRST / GBR)
■第3ステージ:ACKERMANN Pascal (BORA – HANSGROHE / GER)
■第4ステージ:MAS NICOLAU Enric (DECEUNINCK – QUICK – STEP / ESP)
■第5ステージ:GAVIRIA RENDON Fernando (UAE TEAM EMIRATES / COL)
■第6ステージ:ACKERMANN Pascal (BORA – HANSGROHE / GER)

[各賞]
■ポイント賞 : ACKERMANN Pascal (BORA – HANSGROHE / GER)
■山岳賞 : MARCZYNSKI Tomasz (LOTTO SOUDAL / POL)
■新人賞 : MAS NICOLAU Enric (DECEUNINCK – QUICK – STEP / ESP)

■レース公式サイト