金子宗平が優勝!2022全日本選手権・個人TT男子エリート

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2022年6月24日(金)の2022全日本自転車競技選手権タイムトライアルは、ロードレースで使用する広島県中央森林公園サイクリングロードを逆回りに使い、1カ所ショートカットして12.0kmにした特設コースで行われた。

 

男子U23は留目夕陽が優勝

朝一番に行われたのが男子U23、2ウェーブ19人。この2ウェーブは、12kmの周回コースを1分間隔で選手がスタートすると10数分でコース全体に選手が散らばり、併走や追い越しが頻繁に発生するのを避けるため、10人程度をセットにしてまずレースを行い、そのライダーたちがフィニッシュしたあとに次のグループのタイムトライアルを行うというものだ。

男子U23の第2ウェーブで先頭走者としてスタートした留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPOデベロップメントチーム)が下馬評通り抜きん出たスピードを見せ優勝した。男子エリートと比べ周回数は少ないが、平均時速は留目のほうが勝っていた。

2022全日本選手権TT

留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPOデベロップメントチーム)

2022全日本選手権TT

神村泰輝(アヴニールサイクリング山梨)

2022全日本選手権TT

香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

2022全日本技選手権・個人TT 男子U23
1位 留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPOデベロップメントチーム)32分40秒47(時速44.07km)
2位 神村泰輝(アヴニールサイクリング山梨)
3位 香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

女子は樫木祥子が連覇

女子エリート+U23は10人の出走となり、第1走者となった樫木祥子(株式会社オーエンス・チームイルミネート)が昨年に引き続き連覇。同じコースでタイムも縮め、後ろを追った学生たちに後ろ姿さえ見せなかった。

2022全日本選手権TT

樫木祥子(株式会社オーエンス)

2022全日本選手権TT

岩元杏奈(日本体育大学)

2022全日本選手権TT

渡部春雅(明治大学・Liv)

 

2022全日本技選手権・個人TT 女子エリート+U23
1位 樫木祥子(株式会社オーエンス)38分09秒23(時速37.74km)
2位 岩元杏奈(日本体育大学)
3位 渡部春雅(明治大学・Liv)

女子U23
1位 岩元杏奈(日本体育大学)38分59秒67(時速36.92キロ)

 

男子エリートは金子宗平が圧勝

昨年の同じコースでの全日本選手権ロードで7位に入り一躍トップ選手の仲間入りを果たした金子宗平(群馬グリフィン)が第1ウェーブの6番目の走者としてスタートし、他を寄せ付けないタイムを叩き出して第2ウェーブを迎えた。

昨年の覇者・増田成幸(宇都宮ブリッツェン)はもちろん、全日本のためにアンドラから帰国してきた新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)がどんなタイムを出すかに非常に注目が集まった。

第2ウェーブで唯一、金子に近いタイムを出したのは小石祐馬ただ一人。その小石でさえもどのラップも金子を凌駕することはなく2位となった。ロストバゲージでチームのワンピースジャージが手元になく、やむを得ず市販のウエアで走った新城は3位となった。

2022全日本選手権TT

金子宗平(群馬グリフィン)

2022全日本選手権TT

小石祐馬(チームUKYO)

2022全日本選手権TT

新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)

 

2022全日本技選手権・個人TT 男子エリート
1位 金子宗平(群馬グリフィン)49分05秒61(時速43.99km)
2位 小石祐馬(チームUKYO)
3位 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)

 

 

第90回 全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース
第25回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会
開催期間:2022年6月23日(木)~6月26日(日)
会場:広島県中央森林公園サイクリングロード

日本自転車競技連盟
https://jcf.or.jp