モホリッチ4位、新城も無事完走 E3・サクソバンク・クラシック2022

新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は3月25日、ベルギーウェスト=フランデレン州のハレルベークを舞台に開催された『E3 Saxo Bank Classic 2022(イースリー・サクソバンク・クラシック 2022)』に出場した。

今年は4月3日に開催される、クラシックレースの頂点とも位置付けられるロンド・ファン・フラーンデレンの前哨戦の一つでもあるこのE3・サクソバンク・クラシック。新城は2012年に出場し、落車リタイアして以来、10年ぶりの参加となった。

チームは先日の今季最初のモニュメント、ミラノ~サンレモ2022を制したマテイ・モホリッチ(スロベニア)を軸にレースを進め、厳しいレース展開でも好調のエース、モホリッチは4位に入り、出場した選手の半数近くがリタイアする中、新城は12分28秒遅れの97位で無事にフィニッシュしている。

 

新城幸也 E3 2022

Photo:Cor Vos

新城幸也 E3 2022

スタートポディウムで知り合いのフォトグラファーに笑顔でピース Photo:Cor Vos

 

新城幸也のコメント:
「ミラノ~サンレモ優勝者のモホリッチが4位に入ってくれて、チームとしては喜ばしい結果となった!個人的にはやはりと言うべきなのか、ベルギークラシックは普段のレースとは全然違うレースだった。クラシックにはクラシックレースの走り方がある。それを体感出来た事は、すごく楽しかった。

100kmまでが自分の役割だったのだが、逃げの選別アタック合戦が激しく、落車あったり、線路での中断があったりしながら1時間半ぐらい続いた。逃げが出来たのは70kmぐらいじゃなかったかな。逃げを見送った後は、モホリッチの援護で集団の前方で位置取りだったのだが、、、思った以上に位置取りが激しく、少しのリスクは最低限必要だった。

おそらく、ほとんどの選手がどこにマンホールがあって、ここの路肩は使えてなど、コース全てを熟知している中、試走もせずに去年の動画を見ただけの自分は集団内に留まる事しか出来なかった。勝負所で前に出るためのパワーも足りなかったし、石畳の走り方も……色々足りてない事が多すぎた。

しかし、今回は機材の進化が良く分かったし。チューブレス、空気圧、ウエアの選択、全てが必要だという事も勉強になった。

これで僕のベルギー遠征は終わりですが、まだレースは続くので、これからのレースでもっと良い走りが出来るように頑張ります」

新城幸也 公式Twitter