三菱地所JCLロードレースツアー2021 第6戦、第7戦 結果

目次

三菱地所JCLロードレースツアー2021の第6戦、第7戦が2021年9月11日(土)〜12日(日)山口県にて開催され、初日の「山口ながとクリテリウム」は小坂光(宇都宮ブリッツェン)、2日目の「秋吉台カルストロードレース」は山本大喜(キナンサイクリングチーム)が優勝した。

 

JCL 第6戦 山口ながとクリテリウム

三菱地所JCLロードレースツアー2021 第6戦「山口ながとクリテリウム」が2021年9月11日(土)、山口県長門市ルネッサながと特設コースにて開催された。

宇都宮ブリッツェンから増田成幸、阿部嵩之、小坂光、堀孝明、西村大輝、小野寺玲の6人が参加。序盤から積極的に動き、5人の逃げ集団に阿部・小坂・小野寺が入ってメイン集団を1ラップした。

1周800mという短いコースレイアウトの影響により、逃げ集団以外の全員がレースを降ろされる異例の事態となる。最終周回を目前にし中島康晴(キナンサイクリングチーム)、宇賀隆貴(チーム右京)の2人が落車にみまわれ、最終周回をブリッツェンの3人のみで回る展開となった。

そのまま小坂・小野寺・阿部の3人は並んでゴール。小坂がクリテリウムでの初優勝を決め、小野寺・阿部と続きブリッツェンが1-2-3フィニッシュを飾った。

JCL 山口ながとクリテリウム

1ラップした5人での戦いに絞られた

JCL 山口ながとクリテリウム

ブリッツェンの小坂・小野寺・阿部が1-2-3フィニッシュを飾った

JCL 山口ながとクリテリウム

表彰台をブリッツェンが独占した

■リザルト
1位 小坂光(宇都宮ブリッツェン)0:53:11
2位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)0:53:11
3位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)0:53:11
4位 宇賀隆貴(チーム右京相模原)0:53:28(+0:17)
5位 中島康晴(キナンサイクリングチーム)0:54:01(+0:50)

■リーダージャージ 
イエロージャージ(個人ランキングトップ)畑中勇介(キナンサイクリングチーム)
ホワイトジャージ(新人賞)宇賀隆貴(チーム右京相模原)
ブルージャージ(スプリント賞)小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
レッドジャージ(山岳賞)山本元喜(キナンサイクリングチーム)

 

JCL 山口ながとクリテリウム

ゴール後、レースを称えあう3選手。(※マスクを外し声を出さずにイメージ撮影しています。)

■小坂光のコメント
「まずはたくさんの応援ありがとうございました。個人的には自分に向いているコースだと思っていて、序盤から積極的に動きました。前に3人乗るいい展開になって、協調しながら走ることができました。最終的には他チームのクラッシュで勝負をできなかったのは残念でしたが、しっかりとチームとして動いて走れたことが1.2.3フィニッシュにつながったと思います。 ブリッツェンに所属して13年目になりますがロードレース(クリテリウム)トップカテゴリーでは初勝利ということで今まで応援してくださった皆様に恩返しができたのかなと思います。

明日の秋吉台は出場しませんが、主戦場にしているシクロクロスのシーズンが始まるので、このまま調子を上げて頑張っていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。」

 

JCL 第7戦 秋吉台カルストロードレース

三菱地所JCLロードレースツアー2021 第7戦「秋吉台カルストロードレース」が2021年9月12日(日)、山口県Mine秋吉台ジオパーク特設周回コースにて開催された。

レースコースは29.5km×4周回=118kmの周回コース。約4kmのローリングスタート区間を越えレースが始まると、今回特別参加の地元山口県選抜チームの選手が積極的に前を走りアタックを仕掛けるが決定的な逃げは決まらない。

その後2周回目に入るタイミングで阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、渡邊翔太郎(那須ブラーゼン)、宇賀隆貴(チーム右京)、山本元喜(キナンサイクリングチーム)、孫崎大樹(スパークル大分)の5人の逃げ集団が出来上がり、2周回完了時の山岳賞を山本元喜が獲得する。

逃げ集団はそのまま3周回を終えようとするが、上り区間で渡邊と宇賀が大きく後れ始める。3周回完了時の山岳賞は山本元喜が獲得。5人での逃げ集団が崩れると小石祐馬(チーム右京)、トマ ルバ(キナンサイクリングチーム)、山本元喜が先行。阿部は増田成幸らとともに追走するが、後方のチームメイトと合流したほうがいい判断し増田とともにチームメイトのいる後方メイン集団へ戻った。

メイン集団は最終周回の復路で逃げを吸収。数人の選手が抜け出す中で、本多晴飛(VC福岡)が積極的に攻撃を仕掛ける。最後の上り坂区間で本多が追走集団に捕らえられる。そこを佐藤翔太郎・谷 順成(那須ブラーゼン)が前方へ出る。増田、山本大喜(キナンサイクリングチーム)、宮崎泰史(スパークル大分)が追いかける。最後は残す力を振り絞っての実力勝負。

最後の力勝負を山本大喜が制して初優勝を果たした。

 

JCL 秋吉台カルストロードレース

先頭5人は阿部(ブリッツェン)、渡邊(ブラーゼン)、宇賀(右京)、山本元喜(キナン)、孫崎(スパークル)

JCL 秋吉台カルストロードレース

先頭に選手がいないVC福岡が積極的にメイン集団をけん引するがなかなかタイム差は縮まらない

JCL 秋吉台カルストロードレース

JCL2021 秋吉台カルストロードレースで優勝した山本大喜

 

■リザルト
01位 山本大喜(キナンサイクリングチーム)3:03:23
02位 宮崎泰史(スパークル大分レーシングチーム)3:03:29(+0:06)
03位 谷順成(那須ブラーゼン)3:03:37(+0:14)
04位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)3:03:42(+0:19)
05位 小石祐馬(チーム右京相模原)3:03:46(+0:23)

■リーダージャージ
イエロージャージ(個人ランキングトップ)山本大喜(キナンサイクリングチーム)
ホワイトジャージ(新人賞)宇賀隆貴(チーム右京相模原)
ブルージャージ(スプリント賞)小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
レッドジャージ(山岳賞)山本元喜(キナンサイクリングチーム)

■山本大喜のコメント:
「新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、レースを開催していただき本当に感謝している。今日は強いチームのおかげで、最後の局面で勝負ができた。あらゆるレース展開を想定し、途中ではアシストに回るような動きもしたが、最終的に自分で勝負する形になった。最終周回の後半でアタックがかかった時にはトマが集団牽引を引き受けてくれて、あとはカルストベルグで自分が勝負に出るだけだった。

目に見える結果が出て本当に嬉しい。マークも厳しい中でのレースだったが、焦らず、アタックすべきタイミングで行けたことが勝因。リーダージャージも手に入ったので、これを守っていけるようにしていきたい」