ヘント~ウェヴェルヘムに参加予定だったバークランツが新型コロナ感染

ベルギーのヤン・バークランツ(シルキュス・ワンティゴベール)が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査で陽性になり、10月11日に開催されるヘント~ウェヴェルヘム・イン・フランダース・フィールズ(UCIワールドツアー)に参加できなくなった。

バークランツ

新型コロナに感染してヘント~ウェヴゥルヘムは欠場になったバークランツ

チームの発表によれば、バークランツは9日に1人でトレーニングを行った後、自宅で軽度の症状が出たため、PCR検査を受けて陽性が判明した。彼は先週末ベルギーのリエージュ~バストーニュ~リエージュ(UCIワールドツアー)に参加し、ブラバンツ・ペイル(UCIプロシリーズ)参加前の6日に受けたPCR検査では陰性だった。

バークランツは隔離され、今シーズンは活動終了となった。ヘント~ウェヴェルヘムにはルドウィヒ・デウィンテルが代わりに参加する。

ブラバンツ・ペイルの後にバークランツと接触したチーム関係者は誰もおらず、全員が6日の検査では陰性だったため、自主隔離の対象となるメンバーはいないが、UCIのメディカル・プロトコルに従い、次のレースの参加前にはチーム全員(選手とスタッフ)が再検査を受ける予定だ。チームドクターによれば、バークランツの健康状態は良好で症状は軽度のままだと言う。

シルキュス・ワンティゴベール公式サイト


ブノートが濃厚接触者でヘント~ウェヴェルヘム欠場

シルキュス・ワンティゴベールにはバークランツの濃厚接触者はいなかったが、ベルギーのティシュ・べノート(チームサンウェブ)は、ブラバンツ・ペイル終了後にベルギーのTV局VRTで放送されたトーク番組「エクストラタイム・コース」にバークランツと共にゲスト出演していた。

チームサンウェブは10日にTwitter上で「残念ながらべノートはCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の検査で陽性になった人物と接触があったため、明日のヘント~ウェヴェルヘムには参加しない。彼は現在症状はなく、元気だが、来週PCR検査を行う前に自主隔離に入る」と発表した。

ベノートはヘント~ウェヴェルヘムでエースナンバーを付けて走る予定だった。彼の代替選手は発表されていない。

ベルギーではすでに新型コロナウイルスの再流行が拡大していて、9日には新規感染者が第1波をはるかに上回る5728人を記録した。


女子レースも新型コロナで欠場チーム

エリート男子のヘント~ウェヴェルヘム・イン・フランダース・フィールズと同時開催されるエリート女子レースに参加を予定していたイタリアのアレ・BTC・リュブリャナ(UCIウイメンズ・ワールドチーム)は、チーム内で新型コロナウイルスの陽性が見つかったため参加を取りやめた。

陽性になったのが選手なのかスタッフなのかは発表されていない。チーム発表によれば、UCIのプロトコルとベルギーの法律に従い、チーム全員が隔離に入ったという。

アレ・BTC・リュブリャナ公式サイト