チーム右京の内間康平がロードレース選手を引退。競輪の道へ

2019年シーズンからチーム右京に所属していた内間康平が、2020年8月末でロードレース選手としては引退、チームとの契約も終了する。2019年は、4月にマレーシアで行われたツアー・オブ・イスカンダーで総合2位、そして自身の大きな目標の一つであった地元のツール・ド・おきなわでは2位という成績だった。ロードレース選手としての引退は、新型コロナウイルスの影響で、出場予定だったUCIアジアのレースが次々とキャンセルになり、このまま競技を続けていくのは困難と考えたからだ。内間は今後、競輪選手への転向を目指す。

内間康平

内間康平

内間は次のようにコメントしている。

「世界中に流行が続くコロナの影響を受け、闘いたかったUCIアジアツアーで参戦の見通しが立たない中、モチベーションの維持が難しく、自分の中で自粛期間中に悩んでいたところ、高校の先輩であり、現在も競輪選手の方から転向してみてはどうだろう? という話がありました。ロードレースと競輪は同じ自転車ではありますが、特性の違う種目です。しかしやはり自分は自転車が大好きで新たにチャレンジに臨みたいと決意いたしました。競輪のトレーニングをこなし、やはり今後ロードレースを走るのは厳しいしチームメイトへ迷惑もかけてしまい、両立は難しいことをチームに伝えてこのような形での契約終了となったことを報告いたします。ロードレース界から去ることになりますが、自転車競技は続けていきます。チームメイトには自分のわがままを聞いてもらい申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして今まで応援して下さったファンの皆様、スポンサーの皆様へ深く御礼を申し上げます。短いロード競技生活ではありましたが、本当にありがとうございました。今後は10月下旬の日本競輪選手養成所第121回選手候補生入所試験へ向けて頑張ります」。