ミラノ~サンレモ2020でヴァンアールトが初優勝

5大クラシックの1つであるミラノ~サンレモ(UCIワールドツアー)が、8月8日に北イタリアで開催され、ベルギーのウァウト・ヴァンアールト(チームユンボ・ビスマ)が、ディフェンディングチャンピオンのジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)を一騎打ちのゴールスプリントで打ち負かし、初優勝を果たした。

ミラノ~サンレモ

最後は一騎打ちのゴールスプリントになり、ヴァンアールト(右)がアラフィリップを打ち負かした

 
3位には集団ゴールスプリントを制したオーストラリアのマイケル・マシューズ(チームサンウェブ)が入った。
 
イタリアに春を告げるレースとして、毎年3月に開催されるミラノ~サンレモは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)で延期となり、初めて真夏に開催された。バカンスシーズンの海岸線を避けたコースは、直前の悪天候の影響で更に変更し、最終的に305kmという長距離の闘いになった。
 
ミラノからの迂回ルートは、ゴールまで残り35kmのインペリアでやっとリグーリア海に面したおなじみのコースに合流した。ここで序盤から逃げ続けていた選手たちは全員吸収され、集団は1つになった。インペリアの狭い街中を通過している時に、アラフィリップはパンクに見舞われてしまったが、チームメートの助けを借りて集団に復帰することができた。
 
ゴールまで残り27km、チプレッサ峠に突入してすぐにベルギーのロイック・ヴリーヘン(シルキュス・ワンティゴベール)がアタックし、途中で合流したイタリアのヤコポ・モスカ(トレック・セガフレード)と一緒に逃げ続けたが、残り22kmで吸収されてしまった。そこからカウンターでイタリアのダニエル・オス(ボーラ・ハンスグローエ)がアタックし、単独でチプレッサ峠を下り続けた。しかし、ドゥクーニンク・クイックステップが集団を引き、ポッジョ峠の手前でオスを捕まえた。
 

ポッジョ峠で繰り広げられた死闘の中から、ゴールまで残り6.5kmでアラフィリップがアタック。そのまま単独で頂上を通過した。しかし、下りでヴァンアールトに追いつかれてしまった。2人は後続に7秒差を付けて残り1kmのフラム・ルージュを通過。最後は一騎打ちのゴールスプリントでヴァンアールトがビッグタイトルを手中に収めた。

 
■ミラノ~サンレモで初優勝したヴァンアールトのコメント
「ストラーデ・ビアンケのあと、ミラノ〜サンレモで勝てたなんて信じられない。ボッジョでは限界に達していた。アラフィリップは予想していたよりも早くアタックして、ボクは彼に付いて行けなかった。だから彼を追いかけなければならなかった。
 
彼はとてもうまくプレイした。幸運にも、フィニッシュラインでまだ彼を打ち負かすのに十分なパワーが残っていたのさ。ボクにとっては素晴らしいシーズンの再開だ」
 
ミラノ~サンレモ
 
 
第111回ミラノ~サンレモ 結果
[8月8日/UCIワールドツアー/イタリア/305km]   

1. VAN AERT Wout (JUMBO – VISMA / BEL) 7:16:09
2. ALAPHILIPPE Julian (DECEUNINCK – QUICK – STEP / FRA)
3. MATTHEWS Michael (TEAM SUNWEB / AUS) +2
4. SAGAN Peter (BORA – HANSGROHE / SVK) +2
5. NIZZOLO Giacomo (NTT PRO CYCLING TEAM / ITA) +2
6. SMITH Dion (MITCHELTON – SCOTT / NZL) +2
7. ARANBURU DEBA Alex (ASTANA PRO TEAM / ESP) +2
8. VAN AVERMAET Greg (CCC TEAM / BEL) +2
9. GILBERT Philippe (LOTTO SOUDAL / BEL) +2
10. MOHORIC Matej (BAHRAIN – MCLAREN / SLO) +2
 
12. POGAČAR Tadej (UAE TEAM EMIRATES / SLO) +2

13. VAN DER POEL Mathieu (ALPECIN – FENIX / NED) +2

ミラノ~サンレモ