ミッチェルトン・スコットがツールとジロのプレ選抜メンバーを発表

オーストラリアのミッチェルトン・スコット(UCIワールドチーム)は7月15日に、ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)とジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)のプレ選抜メンバーを発表した。

ミッチェルトン・スコット

ミッチェルトン・スコットのアダム・イェーツは今年2月のUAE・ツアーで総合優勝した(©Bettiniphoto)

ツールは区間優勝を狙う

8月29日に開幕を予定しているツール・ド・フランスには、英国のアダム・イェーツを含めた11選手が現時点で選抜されている。マシュー・ホワイト監督は「昨年の成功の後で、我々はツールでまた区間優勝を狙いたい。去年は攻撃的なスタイルだったが、今年もそれを続けたい」と、語っている。

[ツール・ド・フランス2020 プレセレクション]
Jack Bauer (NZL, 35)
Sam Bewley (NZL, 32)
Brent Bookwalter (USA, 36)
Esteban Chaves (COL, 30)
Alex Edmondson (AUS, 26)
Tsgabu Grmay (ETH, 28)
Daryl Impey (RSA, 35)
Chris Juul-Jensen (DEN, 31)
Luka Mezgec (SLO, 32)
Mikel Nieve (SPA, 36)
Adam Yates (GBR, 27)

ジロはサイモン・イェーツが総合優勝を目指す

10月3日に開幕するジロ・デ・イタリアには、英国のサイモン・イェーツを含めた11選手が現時点で選抜されている。ホワイト監督は「ジロで我々が集中するのはサイモン・イェーツを可能な限りサポートすることで、彼が最善な成績を出し、最終的にはレースで勝つ事にトライするのをチームとして可能な限り助ける」と、語っている。

サイモン・イェーツが2018年のジロで区間3勝し、総合リーダーのマリア・ローザを13日間着用したのは記憶に新しい。彼は同じ年のブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)で総合優勝している。

[ジロ・デ・イタリア2020 プレセレクション]
Edoardo Affini (ITA, 24)
Brent Bookwalter (USA, 36)
Jack Haig (AUS, 26)
Lucas Hamilton (AUS, 24)
Michael Hepburn (AUS, 28)
Damien Howson (AUS, 27)
Chris Juul-Jensen (DEN, 31)
Cameron Meyer (AUS, 32)
Nick Schultz (AUS, 25)
Simon Yates (GBR, 27)
Andrey Zeits (KAZ, 33)


7月からチーム体制が変更

オーストラリアのミッチェルトン・スコットは、6月にスペインのマヌエラ フンダシオンが新しいタイトルスポンサーになると発表したあと、たった一週間でそれを撤回する内部騒動があった。

その後、ミッチェルトン・スコットは7月1日から南アフリカのブレント・コープラントが新しいゼネラルマネージャーになり、チームの創立当初からゼネラルマネージャーを務めてきたシェーン・バナンはチームを去ると発表した。コープラントは昨年までバーレーン・マクラーレンのゼネラルマネージャーだった人物だ。

さらに、チームのコマーシャル・アドバイザーだったアイルランドのダラク・マッケイドが会長職に就任した。これはチームオーナーであるゲーリー・ライアン氏との直接連絡窓口として新設されたものだという。マッケイド新会長はUCI元会長パット・マッケイドの実弟であり、2014年のジロ・デ・イタリアのアイルランド開幕や、2015年のリッチモンド世界選の入札責任者でもあった。

ミッチェルトン・スコット公式サイト