ドゥクーニンク・クイックステップはベルギーでチームキャンプを行う

ベルギーのドゥクーニンク・クイックステップ(UCIワールドチーム)は、8月からのレース復帰の準備となるチームキャンプを6月15日からの3日間、ベルギー北部のブラームス・アルデンヌで行うと発表した。

QST

ロードレースのシーズン再開は7月1日からだが、UCIワールドツアーは8月1日に開催を予定しているイタリアのストラーデ・ビアンケが最初のレースになる。

ヨーロッパでの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の大流行が落ち着くなか、ベルギーでは5月4日から段階的な外出制限緩和が行われていて、18日からはスポーツのトレーニングが20人を超えない規模で再開可能になっている。

ブラームス・アルデンヌは東フランダース州に位置する丘陵地帯で、ロンド・バン・ブラーンデレン(ツール・デ・フランドル)といったベルギーのクラシックレースのコースになる石畳の坂がある。

ドゥクーニンク・クイックステップは、チームキャンプにホテルではなく大きな家を利用することで、参加者が不必要な健康上のリスクを負うことがないように配慮し、チーム関係者以外の人とのコンタクトも最小限に抑えるという。

チームの医療班は、キャンプに参加する全ての選手とスタッフが旅行前、もしくは到着してすぐに厳格な医療手順と予防策を備えた新型コロナウイルス検査を受ける事を保証する計画も進めている。

チームコーチのクーン・プリグリムは「ほとんどの選手は、コーチが彼らのために組んだ数週間にわたるトレーニングプログラムに従っているので、大規模に構築されたトレーニング・セッションを行う目的ではなく、(このキャンプは)グループをまとめるためのものだ。ロンドやヘント~ウェヴェルヘムのような石畳クラシックのコースの下見をする機会としても利用する。ルーベの下見もしたいと考えているが、国境を越えなければならないので、今は難しいかもしれない。とにかく良いトレーニングをする。何よりも長いブランクの後で、グループで自転車に乗る事を楽しむ」と、語っている。

ドゥクーニンク・クイックステップは、6月にも高地トレーニングキャンプを予定している。

ドゥクーニンク・クイックステップ公式サイト