ジロ・デ・イタリア2026 第6ステージは落車を逃れたバレリーニが区間初優勝

イタリアで開催中の第109回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、2026年5月14日にパエストゥムからナポリまでの142kmで平坦区間の第6ステージを競い、最終コーナーで発生した落車事故を逃れたダヴィデ・バレリーニ(XDS・アスタナ チーム)が、31歳でグランツール区間初優勝を果たし、開催国イタリアに今年最初の勝利をもたらした。
 

最終コーナーの落車を逃れたバレリーニ(右)が、ストゥイヴェンの追い上げを寄せ付けず区間優勝し、イタリアに今年最初の勝利をもたらした (photo : ©Sprint Cycling Agency)

 
2位はベルギーのヤスペル・ストゥイヴェン(スーダル・クイックステップ)、3位はポイント賞のマリア・チクラミーノを着たフランスのポール・マニエ(スーダル・クイックステップ)だった。総合リーダーのマリア・ローザはポルトガルのアフォンソ・エウラリオ(バーレーン ヴィクトリアス)が守った。
 

マリア・ローザはポルトガルのエウラリオが守り、ブロックハウス頂上ゴール区間に挑む事になった (photo : ©Sprint Cycling Agency)

 
最終コーナーで落車事故

ゴールのナポリは小雨が降り、石畳の路面は滑りやすくなっていた。ユニベット・ローズ・ロケッツは、オランダのディラン・フルーネウェーヘンの為に列車を組み、残り1kmのフラムルージュで集団の先頭に出ていた。ところがゴール手前400mの最終コーナーで、リードアウトのエルマール・ラインダルス(ウニベット・ローズ・ロケッツ)が滑って転倒し、後方のフルーネウェーヘンを巻き込んでしまった。

この落車事故で混沌となった集団から抜け出したのがバレリーニだった。彼はチームメイトのマッテオ・マルチェッリのスプリントをアシストするはずだったが、突然チャンスが訪れた。後方には、同じようにチームメイトのアシストをするはずだったストゥイヴェンが付いてきていたが、バレリーニはこの千載一遇のチャンスを決して失わなかった。

5月15日は中部アブルッツォ州にあるアペニン山脈のブロックハウス(標高1665m)頂上にゴールする、今年最初の山岳区間となる第7ステージが行われる。

 

■グランツール区間初優勝を果たしたバレリーニのコメント

「ジロで区間優勝できるとは思っていたが、明らかにこのステージではなく、こういう形でもなかった。今日、我々のスプリンターはマルチェッリだったが、最終コーナーに入った時、2人の選手が転倒したのが見えた。それで(チームに)行けと言われたんだ。フィニッシュラインがすぐに来る事を望んでいたが、それはまだとても遠く、ボクは限界に達していた。幸運にも、何とかやり遂げられた。遂にジロ・デ・イタリアで区間優勝したんだ」
 

表彰式にはSSCナポリのジョヴァンニ・ディロレンツォ(右)が登壇し、区間優勝したバレリーニを祝福した (photo : ©Sprint Cycling Agency)

 
■第6ステージ結果

[2026年5月14日/パエストゥム~ナポリ/142 km]
1. BALLERINI Davide (XDS ASTANA TEAM / ITA) 3:19:30
2. STUYVEN Jasper (SOUDAL QUICK-STEP / BEL)
3. MAGNIER Paul (SOUDAL QUICK-STEP / FRA)
4. PLOWRIGHT Jensen (ALPECIN-PREMIER TECH / AUS)
5. TURNER Ben (NETCOMPANY INEOS / GBR)
6. SEGAERT Alec (BAHRAIN VICTORIOUS / BEL)
7. MOZZATO Luca (TUDOR PRO CYCLING TEAM / ITA)
8. MAGLI Filippo (BARDIANI CSF 7 SABER / ITA)
9. ZANONCELLO Enrico (BARDIANI CSF 7 SABER / ITA)
10. VAN UDEN Casper (TEAM PICNIC POSTNL / NED)

■第6ステージ後の総合成績(マリア・ローザ)
1. EULÁLIO Afonso (BAHRAIN VICTORIOUS / POR) 24:47:13
2. ARRIETA Igor (UAE TEAM EMIRATES XRG / ESP) 02:51
3. SCARONI Christian (XDS ASTANA TEAM / ITA) 03:34
4. RACCAGNI NOVIERO Andrea (SOUDAL QUICK-STEP / ITA) 03:39
5. KULSET Johannes (UNO-X MOBILITY / NOR) 05:17
6. CICCONE Giulio (LIDL-TREK / ITA) 06:12
7. CHRISTEN Jan (UAE TEAM EMIRATES XRG / SUI) 06:16
8. STORK Florian (TUDOR PRO CYCLING TEAM / GER) 06:16
9. BERNAL Egan (NETCOMPANY INEOS / COL) 06:16
10. ARENSMAN Thymen (NETCOMPANY INEOS / NED) 06:18
15. VINGEGAARD Jonas (TEAM VISMA – LEASE A BIKE / DEN) 06:22

[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ): MAGNIER Paul (SOUDAL QUICK-STEP / FRA)
■山岳賞(マリア・アッズーラ): SEVILLA Diego Pablo TEAM POLTI VISITMALTA / ESP)
■新人賞(マリア・ビアンカ): EULÁLIO Afonso (BAHRAIN VICTORIOUS / POR)
(※第7ステージは ARRIETA Igor (UAE TEAM EMIRATES XRG / ESP) が着用)

ジロ・デ・イタリア 公式サイト

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