ツール・ド・熊野2025開幕!第1ステージは新城のチームメイト、ラヨヴィッチが優勝
新城幸也(チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)は5月8日(木)に開幕した『ツール・ド・熊野2025』に出場。第1ステージでチームのエーススプリンター、ドゥシャン・ラヨヴィッチ(セルビア)が優勝した。

優勝したドゥシャン・ラヨヴィッチ(チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ/セルビア)Photo:Miwa ARASHIRO
新城にとって、2008年ぶりの出場となった4日間のステージレース、UCIアジアツアー『第25回ツール・ド・熊野』は和歌山県南部の印南町をスタートし、同古座川町、三重県熊野市、和歌山県太地町をめぐる総距離464km。第1ステージは、今年から新しく追加された和歌山県印南町の「かえる橋」を起点としたステージ。コースは1周17.9kmの「印南かえる橋周回コース」を7周する125.3kmで、平坦基調ではあるものの、周回コースの中盤に3級山岳が設定されており、あらゆる展開が予想されるレイアウト。
チームはプレ大会のクリテリウムで優勝し、好調のエーススプリンター、ラヨヴィッチのスプリントを狙って、1回目のスプリントポイントから新城がリードアウトする形でラヨヴィッチが1位通過。
途中3人の選手の逃げを容認するものの、チームは新城を中心に集団の先頭でしっかりとコントロールし、狙い通りの集団スプリントに持ち込み、レベル違いの強さを見せたラヨヴィッチが、クリテリウムに続き、連勝することができた。
ボーナスタイムなどを加味し、ラヨヴィッチはリーダージャージとスプリントジャージを獲得し、チームは翌日からリーダージャージを守るリーダーチームとして働くことになる。新城はラヨヴィッチと同タイムの集団の中、60位で無事にフィニッシュしている。

集団の先頭でレースをコントロールする新城 Photo:Miwa ARASHIRO

チームメイトの優勝を喜びながらフィニッシュした新城 Photo:Miwa ARASHIRO
新城幸也のコメント:
2戦2勝!今のところ100%の勝率(笑)
クリテリウムでの手応えから、集団スプリントだけに絞ってレースを進めた。若手のロランドはこれまで集団コントロールをしたことが無かったので、後ろから指示を出しながら走った。若手だけのメンバーならこうことは経験できないので、彼の成長にも今後の経験にも今回のレースは良い機会になっていると思う。(自分がアシストしたことで、チームメイトが優勝してくれるのでやりがいを感じてくれているはず)
チームはほぼ完璧にレースをコントロールして、ドゥシャン(ラヨヴィッチ)が優勝してくれたので、また明日へのモチベーションも高い。この調子で明日も頑張ります!
TOUR de KUMANO 2025(UCIアジアツアー2.2)
開催日:2025年5月8日(木)~5月11日(日)
開催地:
和歌山県:新宮市/那智勝浦町/太地町/古座川町
三重県:熊野市/御浜町/紀宝町/
2025年5月8日(木)第1ステージ『印南かえる橋周回コース』
2025年5月9日(金)第2ステージ『古座川清流周回コース』
2025年5月10日(土)第3ステージ『熊野山岳コース』
2025年5月11日(日)第4ステージ『太地半島周回コース』
ツール・ド・熊野2025 公式サイト
https://www.tourdekumano.jp
ツール・ド・熊野2025 ライブ配信
https://www.youtube.com/@cycling-ch
チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの出場メンバー
ドゥシャン・ラヨヴィッチ(セルビア)
新城幸也(日本)
ジョルジェ・ジュリッチ(セルビア)
ジョアン・ロランド(イタリア)
ダヴィデ・バルダッチーニ(イタリア)
マーク・スチュワート(イギリス)
新城幸也 公式X
https://x.com/YukiyaArashiro