パリ~ニース2024 頂上ゴールの第4ステージはブイトラゴが区間優勝、プラップが総合首位

  • photo A.S.O. /Billy Ceusters

フランスで開催中の第82回パリ~ニース(UCIワールドツアー)は、3月6日にシャロン・シュル・ソーヌからカテゴリー2のモン・ブルイー頂上までの183kmで山岳区間の第4ステージを競い、コロンビアのサンティアゴ・ブイトラゴ(バーレーン・ヴィクトリアス)が独走で逃げ切って区間初優勝した。
 

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ブイトラゴがモン・ブルイー頂上ゴールを制した (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 
区間2位は10秒遅れでオーストラリアチャンピオンのルーク・プラップ(チームジェイコ・アルウラー)、3位は37秒遅れでデンマークチャンピオンのマティーアス・スケルモーセ(リドル・トレック)だった。

総合リーダーのマイヨ・ジョーヌを着ていた米国のブランドン・マクナルティ(UAEチーム・エミレーツ)は46秒遅れの区間10位でゴール。前日まで15秒差の総合6位だったプラップが総合首位になった。

プラップはゴールのモン・ブルイー(カテゴリー2)の前に越えたカテゴリー1のコル・デュ・フュ・ダベナスで集団からアタックを決め、ゴールまで残り22kmの頂上近くで合流したブイトラゴと一緒に逃げ続けた。コル・デュ・フュ・ダベナスではフランスのダヴィド・ゴデュ(グルパマ・FDJ)が落車し、集団から大きく遅れてしまった。

プラップとブイトラゴは小さくなったメイン集団に39秒差を付け、3km続く最後のモン・ブルイーを上り始めた。そしてゴールまで残り1.3kmの、勾配が14%の難所でプラップが遅れ、ブイトラゴは単独で区間優勝を果たした。プラップは区間優勝を逃したが、総合首位に立ってパリ〜ニースのマイヨ・ジョーヌを着る栄誉を得た。

メイン集団では、区間3位にかけられた4秒のボーナスタイムを目指してベルギーチャンピオンのレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)が加速したが、ゴールスプリントでスケルモーセに負けてしまった。
 

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区間2位になったプラップが総合首位になってマイヨ・ジョーヌを獲得した (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 
■区間優勝したブイトラゴのコメント
「自分の調子が良いと分かっていたとしても、これは本当に予想していなかった。ログリッチがレースを厳しいものにしようとしているのを見て、それがどう働くのかわからなかったから、早めに攻撃した。ここフランスでワールドツアーのレースで勝つのはボクにとっては特別だ。試してみる必要があるもので、それがボクのした事だ。ボクは良い脚を持っていたし、最後までボクを助けてくれたプラップが逃げの仲間だった。総合成績でも良い位置につけたから素晴らしいよ。

目標はペリョ・ビルバオを助けるか、ボク自身が表彰台に上がる事だったからチームにとってこれは素晴らしい。ティレーノ〜アドリアティコでも勝って、バーレーンにとっては素晴らしい日だ。我々は非常に良い仕事をした」
 

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区間優勝したブイトラゴ (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 
■第4ステージ結果

[3月6日/シャロン・シュル・ソーヌ~モン・ブルイー/183km]
1. SANTIAGO BUITRAGO (BAHRAIN VICTORIOUS / COL) 04h 25′ 52”
2. LUCAS PLAPP (TEAM JAYCO ALULA / US) + 00′ 10”
3. MATTIAS SKJELMOSE (LIDL-TREK / DEN) + 00′ 37”
4. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) + 00′ 37”
5. EGAN BERNAL (INEOS GRENADIERS / COL) + 00′ 37”
6. FELIX GALL (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / AUT) + 00′ 39”
7. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE / SLO) + 00′ 39”
8. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 00′ 39”
9. HAROLD TEJADA CANACUE (ASTANA QAZAQSTAN TEAM / COL) + 00′ 43”
10. BRANDON MCNULTY (UAE TEAM EMIRATES / USA) + 00′ 46”

■第4ステージ後の総合成績

1. LUCAS PLAPP (TEAM JAYCO ALULA / AUS) 13h 15′ 04”
2. SANTIAGO BUITRAGO (BAHRAIN VICTORIOUS / COL) + 00′ 13”
3. BRANDON MCNULTY (UAE TEAM EMIRATES / USA) + 00′ 27”
4. JOAO ALMEIDA (UAE TEAM EMIRATES / POR) + 00′ 29”
5. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) + 00′ 30”
6. EGAN BERNAL (INEOS GRENADIERS / COL) + 00′ 40”
7. CHRIS HARPER (TEAM JAYCO ALULA / AUS) + 00′ 46”
8. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 00′ 52”
9. RIGOBERTO URAN (EF EDUCATION – EASYPOST / COL) + 00′ 54”
10. CARLOS RODRIGUEZ (INEOS GRENADIERS / COL) + 01′ 02”
15. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE / SLO) + 01′ 10”
 

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(photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 

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