トカプチ、太平洋岸、富山湾岸が新たにナショナルサイクルルートに決定

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世界に誇れる日本のサイクリングルートとして整備が進むナショナルサイクルルート。6月24日に第二次のルート選定が発表された。北海道帯広駅を起点とするトカプチ400、千葉県銚子市から、和歌山県和歌山市までをつなぐ太平洋岸自転車道、富山県の沿岸部をルートとすると富山湾岸サイクリングコースの3コースだ。会見では、各コースが通るエリアの知事がコースの魅力をアピール。新たに選定された3コースを加え、ナショナルサイクルルートは霞ヶ浦一周、琵琶湖一周、しまなみ海道と合わせて6コースとなった。

 

第二次ナショナルサイクルルート

選定コースを発表する、自転車活用推進本部長、赤羽一嘉国土交通大臣

 

第二次ナショナルサイクルルート

自転車活用推進議員連盟二階俊博会長が、ナショナルサイクルルートの意義を語る。背後のモニターには、今回選定されたルートの知事たちが映し出され、オンラインで会見に参加した

 

第二次ナショナルサイクルルート

発表会の司会進行は自転車アンバサダー稲村亜美さん

 

トカプチ400

北海道の東部、十勝平野を巡る八の字のルートがトカプチ400。帯広駅を起点とする総距離403kmのコース。北は上士幌町の三国峠、南は太平洋に面する大樹町をめぐる山岳と平野の両方が含まれるルート。ルート名のトカプチは十勝の語源になったアイヌ語。

 

太平洋岸自転車道

千葉県銚子市から、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県を経て和歌山県和歌山市へと至る、総延長1487kmにも及ぶ大規模自転車道。その名の通り、太平洋岸を行くルートが設定されている。

 

富山湾岸サイクリングコース

世界で最も美しい湾クラブに加盟する富山湾。その景色を堪能できるルート。富山県の沿岸部を端から端までつなぐ102kmのルートだ。