ツール・ド・フランス2025を戦う機材【FINISH LINE(フィニッシュライン)】

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ツール・ド・フランス2025が7月5日に開幕する。この熱い戦いは選手たちと、日々進化する機材とで繰り広げられる。ここでは、今年のツールでバーレーンヴィクトリアスなどが使用する、「FINISH LINE(フィニッシュライン)」のケミカルをピックアップする。

サンティアゴ・ブイトラゴ

バーレーンヴィクトリアスのサンティアゴ・ブイトラゴ
Jean-Baptiste Autissier/L’Équipe • Olivier Chabe/ASO

バーレーンヴィクトリアスジャージ

高品質、高性能、そして自転車専用であることにこだわる世界が認めるケミカルブランド

1988年。当時、スポーツサイクルの多段変速システムの性能を高める高性能な潤滑剤は簡単には手に入らなかった。家庭用の潤滑剤では自転車に求められる幅広い要件や使用される環境に全くと言っていいほど対応していなかった。そこで、1988年3月、モービルコーポレーションに入社したばかりだったハンク・クラウスは、フィニッシュラインテクノロジーズ社を設立した。クラウスは、当時のテフロンの有効性とその能力を信じており、テフロンに特殊グレードの合成油、および独自のワックス状添加剤を使用することにより、「フィニッシュライン・ドライルーブ」という名で、業界初のドライタイプ潤滑剤を生み出した。

フィニッシュラインは現在、自転車用潤滑剤や洗浄剤、および関連メンテナンス製品カテゴリーにおける世界有数のメーカーとして、世界中のサイクリストに認められている。同社は50か国以上で市場をリードする地位を築いており、製品は15の言語に対応する。また、レースシーンにおいては、バーレーンヴィクトリアスやアンテルマルシェ、トタルエネルジーなどといったトップクラスのプロチームが愛用。

今や誰もが知る高品質ケミカルブランドだ。2025年、従来品を上回る超高性能の潤滑剤シリーズ「HALO(ヘイロー)」が登場。

バーレーンヴィクトリアスのメカニック

注目アイテム①〜HALO HOT WAX Lubricant(ヘイローホットワックスルブリカント)

ヘイローホットワックスルブリカント

600g
価格:6930円

ペレットを湯煎で溶かし、チェーンを浸して塗布するタイプのチェーン潤滑剤。「高精製パラフィン」のドライで強固なコーティングにより水分と汚れを寄せ付けない。乾燥・湿潤どちらの環境下でも比類のない摩擦低減効果を発揮し、ドライブトレインの性能を劇的に向上させる。「球状タングステン」と「セラミック ボロン ナイトライド プレートレット」の相乗効果で摩擦や摩耗を低減し、ドライブトレインの寿命を延ばす。パッケージのまま湯煎が可能で、作業性に優れる。約25回塗布可能。

注目アイテム②〜HALO WAX Lubricant(ヘイローワックスルブリカント)

ヘイローワックスルブリカント

120mLボトル
価格:5500円

「高精製パラフィン」によってドライで強固なコーティングを形成し、水分と汚れの吸着を大幅に低減。中空のコアで振動摩擦を軽減する「球状タングステン」と、非粘着性の保護コーティングを形成する「セラミック ボロン ナイトライド プレートレット」の相乗効果によって摩擦や摩耗を低減し、ドライブトレインの寿命を延ばす。

注目アイテム③〜HALO WET Lubricant(ヘイローウェットルブリカント)

ヘイローウェットルブリカント

120mLボトル
価格:5500円

天然ガスから合成された流体フィルム(GTL)によってドライブトレインのノイズを最小限に抑え、優れた耐水性を持つ。極端な温度条件下でも粘度を維持し、乾燥・湿潤どちらの環境下でも比類のない潤滑効果を発揮。「球状タングステン」と「セラミック ボロン ナイトライド プレートレット」の相乗効果で摩擦や摩耗を低減。