モンベルの高機能素材ウェアで夏も快適サイクリング
目次
今年の夏もきっと暑い。それでもサイクリングを諦めない人を支えてくれるのが、モンベルが展開する多彩で高機能なサイクルウェアだ。
サイクルスポーツ副編集長・エリグチ
自転車で遊ぶことに首ったけの本誌副編集長。今春長女に恵まれ、モンべルのベビーアイテムをチェックする日々。子育てと編集と外遊びの全てに全速前進ヨーソロー!
ITEMS
トップス/WIC.サイクル ロングスリーブ ジップシャツ(6800円)
ボトム/ペダリングショーツ ライト(8200円)
グローブ/WIC.クール プリント サイクル フィンガーレスグローブ(5200円)
ソックス/WIC.サイクル ソックス ライト(1980円)
ヘルメット/サイクルヘルメット(8500円)
シューズ/クロスバイカー(1万7380円)
バイク/シャイデック RD-H 1000(15万1800円)
休日の一日を充実させるには快適なウェア選びから
2025年、創業50周年を迎えた総合アウトドアブランド「モンベル」。その豊富なラインナップの一画を構成するのがサイクルウェアだ。あらゆるシーン・季節に対応するウェアや各種の防寒・防暑アイテムがそろっている。ここでは今すぐ活躍してくれる初夏〜盛夏向けのサイクルウェアを中心にピックしていこう。
上で本誌副編集長のエリグチが着用しているトップスは、WIC.サイクルロングスリーブジップシャツ。優れた吸水と拡散性を備えた「ウイックロン」を生地に採用しており、肌触りの良さと、汗をかいても不快になりにくい通気性と速乾性を実現している。パンツはペダリングショーツライト。この上下の組み合わせは、峠越えを含むツーリングからカジュアルな街乗りまで、初夏の様々なシーンで活躍する。
こうした定番ウェアにプラスして、ショートスリーブのジャージやレインウェアをそろえていけば、気温や天候の変化に対して柔軟に対応することができるのだ。
「いつも外遊びにおいて、“モンベルなら大丈夫”という安心感は絶大です。今回の自転車アイテムも、高機能素材を適材適所に使用したカッティングや、細部の『これは便利!』と思える機能まで、使い勝手を考え抜かれた製品作りを体感できますね」(エリグチ)

TIPS 紫外線対策はマスト!

日焼けは火傷そのもの。その原因となる紫外線のピークは7、8月と言われているが、天候次第では春~初夏でも紫外線は強い。頭部、腕、脚などを専用アイテムでしっかり守れば、体力の低下を抑えてくれる。体感温度を下げるためにも、紫外線対策は欠かせない
トレールクールアームカバー(2530円)
WIC.クールサイクルフェイスカバー(2420円)
その日の気温や天候に合わせた着こなしを
ショートスリーブジャージの出番が増えるシーズンだが、サイクリングの活動シーンは幅広い。標高が上がれば気温は下がる。北海道や東北へ足を延ばせば、真夏でも凍えるような気温を経験することも珍しくない。もちろん雨だって降る。そのため、夏用の軽快なウェアを着用するシーンでも、防風防寒のためのアウターウェアを携行すれば安心感は高い。その切り札になってくれるのが、サイクルレインジャケットだ。
in SUNNY DAY

WIC.クール サイクル ショートスリーブ ジャージ #2(1万780円)
ペダリングショーツ ライト(8200円)
ストリーム サイクル ヘルメット(9000円)
in CHILLY ⁄ RAINY DAY

U.L.サイクルレインジャケット(2万3100円)
ペダリングパンツ ライト(8800円)
PICK UP! 高機能素材を採用したサイクリングウェアを紹介!
夏場も爽快に着こなせるカジュアルなジップシャツ
WIC.サイクル ロングスリーブ ジップシャツ
価格/6800円
サイズ/XS、S、M、L、XL
カラー/ブルーグリーン、ブラック、ホワイト
あらゆるアクティビティで活躍している快適素材「ウイックロン」(ポリエステル)を採用したWIC.サイクル ロングスリーブ ジップシャツ。非常に通気性に優れているので、夏場でも汗をスムーズに拡散してくれる。ロングスリーブなので、紫外線から腕全体を守ってくれるのは言うまでもない長所。肌触りが天然素材のように優しいのも魅力だ。シルエットはややゆったりしており、自転車を降りたシーンでも風景に溶け込む。「どんな暑い夏でもサラッと着続けることができ、気になるニオイもノンストレス。個人的には夏場でも長袖モデルを選ぶことが多いですね。ハーフジップなのでスポーティ過ぎず、キャンプライドなどでも選びたくなる一着です」(エリグチ)
Point 「レイヤリング」が快適さの重要ポイント
より厳しい環境で行動する登山におけるウェア選びでは、インナー・ミッド・アウターといったウェアを組み合わせる「レイヤリング」が基本的な考え方となる。これはサイクリングにも役立つ考え方であり、モンベルでは自転車用のインナーウェア(アンダーシャツ)も充実している。寒い季節は防風性や保温性を備えたタイプを選ぶが、ジオライン L.W.サイクルアンダーTシャツはオールシーズン活用できる汎用性が魅力。
ジオライン L.W. サイクルアンダー Tシャツ
価格/3300円
サイズ/ XS、S、M、L、XL
カラー/ブラック、ホワイト

「ジオライン」はモンベルがアンダーウェアのために開発した素材であり、こちらはその拡大図。繊維内部にある隙間が汗を吸い上げ、広範囲に拡散することで優れた速乾性を実現。制菌・防臭効果や伸縮性もあり、快適な着心地を保つ
軽い、小さい、蒸れにくいサイクリストの新たな守護神
U.L.サイクルレインジャケット
価格/2万3100円
サイズ/ XS、S、M、L、XL
カラー/イエロー、ブルー
透湿性/ 50000g/m²・24hrs(JIS L-1099B- 1法・参考値)
耐水圧/ 20000mm以上
モンベルが他のブランドを寄せ付けない圧倒的な強みを発揮しているのがレインウェアだ。ブルベなど本気で雨天走行を考える必要があるシーンでは、モンベルのレインウェアは「制服」と言っても過言ではない。中でもU.L.サイクルレインジャケットは、確かな防水性能と名前どおりの「ウルトラライト」な携行性によって、多くの愛用者を獲得した。今春に登場したモデルでは、防水透湿素材にゴアテックスに代わって「スーパードライテック」を採用。「汗がこもる感じやゴワつきがないのに、高い防水性を備えていることに驚きです。裏地はさらりとした肌触りで、上り下りのあるコースのライド中だけでなく輪行シーンまで、一日を通して羽織っていたくなります」。
CHECK! 有機フッ素フリー素材の採用とメンテナンスのコト
アウトドアウェアに欠かせないのが「はっ水」(水を弾く)性。この機能を得るため、従来はPFAS(有機フッ素化合物)を使用した成分が主流だったが、PFASは環境への悪影響が懸念されている。そのためモンベルではPFASを使わない素材への移行を進めている。ただし、PFASを使わないはっ水剤は耐久性に劣るとされる。そのため、高機能洗剤を使ったメンテナンスが重要。乾燥機などを使用した「熱処理」や、はっ水剤の使用もはっ水性能の維持に有効だ。

O.D.メンテナンス はっ水剤(つけ込み専用)300mL(2700円)
日帰りツーリングをサポートするアイテムを紹介
小さくて頼もしい魔法の絨毯

U.L.リンコウバッグ(9460円)

10デニールという極薄生地を採用することで、従来のコンパクトリンコウバッグよりも大幅に軽い155gという重量と小さな収納サイズ(4×7×12cm)を実現した輪行袋。自転車の収納方法は従来と同じ横型なので、直感的に扱うことができる
背中にフィットしつつ蒸れにくい

サイクールパック 10(1万8900円)

30デニールのリップストップナイロン生地を採用した軽量(815g)なバックパック。背中との間に風が通る「V.B.P.システム」のお陰で蒸れ感が少ない。容量は10Lなので、日帰りの輪行ライドに最適なサイズ。容量20Lモデルもあり(価格1万9800円)
夏だからこそ、楽々水分補給

スクイズボトル プラス(2860円)