もしBOA®ダイヤルが壊れてしまったと思ったら【ロードバイクあるある】

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Presented by BOA® TECHNOLOGY JAPAN

ロードバイク用をはじめ、さまざまなサイクリングシューズに搭載されているBOA®フィットシステム」(以下BOA®ダイヤル)。思わぬ落車などで外れてしまい「壊れた!?」と思ってしまう経験をしたことがある人もいるだろう。……実はそれ、壊れてなくて、しかも自分で簡単に戻せます。目からウロコの“知得情報”を編集部からお届けしよう。

 

落車などで BOA®ダイヤルが外れてしまった→実は壊れていない

BOA®ダイヤルはシューズ本体にあるマウント部の破損を防ぐために、実は衝撃が加わると外れる仕組みになっている。外れてしまったからといって焦る必要はない。誰でも簡単にはめて戻すことができる。壊れたと勘違いして、シューズを買い替える必要なし! 直し方を説明しよう。

ダイヤルには3箇所の突起があり、ワイヤーが通っていない方の先端をシューズ側の溝に合わせる

そして、片側の溝に合わせて「カチッ」と音がするまでダイヤルを押し込んだら装着完了だ

このように BOA®ダイヤルは外れてしまっても簡単にはめて戻すことができる 「カートリッジ方式」を採用している。もちろん、ちょっとやそっとの力や衝撃で外れてしまうことはないので安心しよう。

これは単に破損を防ぐためだけではなく、例えばダイヤル部分の交換を容易に行えるなど、メンテンナス性を向上させるためである。

 

カートリッジ方式の主な BOA®ダイヤル

「L6」: サイクリングシューズに最も普及している BOA®ダイヤル。ダイヤルを回転させてレースを締め付ける動作と、ダイヤルを上に引き上げてレースを開放できるスタンダードな仕様。

 

「Li2」: 各メーカーの上位モデルのサイクリングシューズに採用されている BOA®ダイヤル。L6 との違いは、ダイアルを上に引き上げてレースを開放しなくてもダイヤルを逆回転させることでレースを緩めることができること。

 

「ライフタイム保証」で無料修理キットの取り寄せができる

BOA®ダイヤルが破損しても、シューズを買い替えるのはちょっと待って! BOA®フィットシステムには「ライフタイム保証」という制度があり、もしダイヤル本体やレースが破損してしまった場合、誰でも公式サイトから「無料修理キット」を取り寄せることができる。

ライフタイム保証制度についてはこちらをチェックしよう
https://www.boafit.com/ja-jp/support/warranty

ライフタイム保証制度の画面

「無料修理キット」の請求は特設ページの質問項目に沿って回答していくだけ。 履いているサイクリングシューズにどの種類が付いているか分からなくても必要なキットに導いてくれる。回答に必要な所要時間も5分〜10 分ほどで、無料修理キットは海外から約1週間程度で手元に届く。

 

実は説明書を見れば誰でも自分で修理ができる

実際に取り寄せてみた「L6」の無料修理キット。左右のダイヤルとレース2本、金属製の工具と説明書が付属していた

無料修理キットには交換部品と一緒にイラスト入りの説明書が付属する。ダイヤルの付け替え、レースの付け替えは説明書を見れば誰でもできる。実際に筆者が交換作業をやってみた。

無料修理キットに付属するイラスト入りの説明書はカラーで見やすい

ダイヤルを開放状態にして、▲のマークがある所へ無料修理キットに付属の工具を当てて、ダイヤル側に起こすと外れる。専用工具はマイナスドライバーや鍵などでも代用できる

ダイヤルは左右で回転方向が違うので、裏面にあるパーツの色で確認しよう。「L6」の場合は左足用に青色のパーツ、右足用に赤色のパーツが付いている

色の付いたパーツを工具で外したら、レースを巻き取る黒いパーツを取り出し、結び目をカットする

無料修理キットのダイヤルに交換して同じ手順で戻し、ダイヤルの交換作業が完了だ。初めての作業でも説明書を見ながら10分程度で片方を交換できた

BOA®ダイヤルは脱着や締付け調整の容易さなど、製品としての使いやすさは周知のことだが、落車などのトラブルにおける破損を極力防ぐだけでなく、部品の保証も行っているという点はユーザーにとって非常にメリットだと改めて感じた。

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