【レイザー】ツール・ド・フランス2022 最高の舞台を彩った機材たち

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  • photo Kei TSUJI/SprintCycling

Presented by SHIMANO

ドラマチックな展開でファンを楽しませてくれた2022年のツール・ド・フランス。選手たちの激闘の裏側で、機材も熾烈な争いを繰り広げていた。完全にディスクブレーキ&空力の時代に突入したロードレース界。今回は、レイザーのヘルメット「ヴェントKCアジアンフィット」を紹介する。

 

BRAND INFO

1919年創業と一世紀以上の歴史を有するベルギーのヘルメットメーカー。ヨハン・ムセーウ、パオロ・ベッティーニ、ロビー・マキュアンなど数々の名選手がレイザーを使って勝利を挙げてきた。

 

ヴェントKC

 

ユンボの快進撃に不可欠だったヘルメット

ヴェントKC AF

ヴェントKC AF
ヴェントKC AF

VENTO KC AF
ヴェントKCアジアンフィット
価格/3万1900円

Spec
サイズ/S、M、L
カラー/マットブラック、ホワイト、レッド
重量/280g(サイズS)

切実な温暖化と、上がる平均スピード。毎年猛暑に襲われ、さらに落車も多いツール・ド・フランスでは、ヘルメットに求められる性能はどんどんシビアになっている。
ベルギーの名門、レイザーは今年のツールを席巻したユンボ・ヴィスマへ、軽量万能モデルのジェネシスと、エアロモデルのヴェントKCという2種類のヘルメットを供給した。ウァウト・ヴァンアールトは、高い空力性能によって自身の強みを活かしてくれるヴェントを愛用。序盤では落車をしてしまうものの、レイザー独自の保護テクノロジー「キネティコア」によって守られた頭部にダメージはなく、すぐに復帰。ヨナス・ヴィンゲゴーの最強のアシストとして、レースを通じて八面六臂の活躍を見せただけでなく、自身もTTステージを含め3勝を飾った。レイザーは2022ツールの名脇役として、主役であるユンボ・ヴィスマの完勝を後押ししたのだ。

 

キネティコア

レイザー独自のキネティコア。重量を増すことなく安全性を高めることができる

スクロールシスべルト

空力を犠牲にすることなく片手でフィット感を調整できるスクロールシスべルト