ドネリー 注目グラベルタイヤ 9ブランド徹底比較

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ドネリーもクレメンと関わりの深いブランドであり、2017年のブランド創設ながら既に多くの完成車に採用されつつあり、シクロクロスなどのレースシーンでも実績を上げている。特にグラベルバイク向けのラインナップが豊富で、トレッド・幅ともに多くの選択肢が用意されている。北米のブランドだが、日本の林道やグラベルシーンにも驚くほどマッチする。

ドネリー

複雑なトレッドパターンは、グラベルを知り尽くしたエンジニアが作り出したことを感じさせる。泥はけを重視するなら、シクロ用のLASもおすすめ

エクスプローラーMSO:どんな道も楽しくなるまさに万能タイヤ

ジェイミスのレネゲードにも採用されている定番モデル。センターに矢羽根型のノブを密に配し、その左右からサイドまで高さ1.5mmほどのノブが並ぶ。エッジ部に1列だけ大きめのノブが立っているのが特徴だ。見た目通りの万能タイプだが、かなり荒れた路面でも不安はない。やや泥が詰まりやすく、ぬかるんだ路面が続くと抵抗が増えるが、簡単に滑りはしない。舗装路もスムーズで、断面が丸いためコーナリングも自然。タイヤ選びで迷ったらコレだ。

ドネリー

ドネリー・エクスプローラーMSO

[走行フィール]

乾いた砂利 ★★★★★
締まった土 ★★★★★
ぬかるみ ★★★★☆
アスファルト ★★★★☆


X’Plor MSO

チューブレスレディ
税抜価格(サイズ展開):7000円(700×36、40、50mm、650×42mm)、7700円(700×36、40、50mm、650×42mm)
実測重量:335g(650×50mm)

エクスプローラーUSH:センターリッジとサイドノブで快走

MSOよりトレッドのセンターが滑らかになったモデル。幅35mmという手頃な太さと相まって(チューブレスレディのストラーダUSHは32〜40mmまでサイズ展開)、長い舗装のアプローチが苦にならず、あまり荒れてないダートなら十分な走破性がある。サイドのノブはウロコ型であり、わだちを乗り越えるようなシーンでしっかり路面に食いつく。舗装路のスムーズさはMSO以上だが、コーナーでバイクを倒していくとグリップ感が変わりやすい。

ドネリー

ドネリー・エクスプローラーUSH

[走行フィール]

乾いた砂利 ★★★★☆
締まった土 ★★★★☆
ぬかるみ ★★★☆☆
アスファルト ★★★★★


X’Plor USH
120TPIクリンチャー
税抜価格(サイズ展開):7000円(700×35mm)
実測重量:382g