ビクシズのクロモリニューモデル「エポペア」発表 原点回帰のラグドフレーム

ドリアーノ・デローザが手掛けるBIXXIS(ビクシズ)が、クロモリラグドフレーム+スレッドフォークのニューモデル「EPOPEA(エポペア)」を発表、特設ウエブサイトもオープンした。

1月25、26日に東京の科学技術館で開催されるハンドメイドバイシクル展2020で実車を展示し、受注を開始する。

エポペア

コロンブスの名作クロモリチューブセット「SLX」の復刻版を採用したラグドフレームのエポペアは、ドリアーノ・デローザにとって、ろう付けで製作した初めてのプロダクトとなる。これに1インチのスレッドフォークを組み合わせるビクシズの新作は、オーソドックスなヴィンテージ風クロモリフレーム然としているが、そこには作り手ドリアーノの毅然とした決意と力強いメッセージが込められている。

エポペアを世に出すことで彼が望むのは、最も尊敬する師匠にして父であり、また彼自身「我こそが、これまで父から学び授かったものを受け継ぎ、守ってきたのだ」と自負する、ウーゴ・デローザの功績を称えるストーリーを語り継ぐこと。そして、手作りによるバイシクルフレーム製作や、そこに向けられた職人の魂と情熱、それゆえの質の高いものづくりといった、父が築き上げ、ドリアーノが学んできたもの、すなわち自転車職人としての自身の根幹たる遺産や伝統を継承してゆくという彼の決意をより具体的に示している。

エポペアは、東京・上野の老舗、横尾双輪館が専売モデルとして取り扱う。また、発売を記念して特設ウエブサイト「EPOPEA -Grande ritorno di bici italiane-」(グランデ・リトルノ・ディ・ビチ・イタリアーネ=イタリアンバイクの復権)がオープンした。

 

EPOPEA

フレームセット(フレーム+フォーク)価格:36万8000円(ノーマルエンド仕様・税抜)、39万8000円(カンパニョーロエンド仕様・税抜)
マテリアル:コロンブス・SLX(クロームモリブデン)
フォーク:1インチスレッド
BB規格:BSA68mm
シートポスト径:27.2mm
スタンダードサイズ:TOP 48-58(1cm刻み)
スタンダードカラー: 13パターン

オプション
ジオメトリカスタマイズ:4万円
カラーカスタマイズ:1万5000円~
ヴェトラリオ(フレームコーティング+チューブ内防錆処理):2万円

納期:3〜4か月