ノースウェーブの「RAZER(レイザー)」と「REBEL2(レベル2)」はフィット感に優れたMTB用シューズ。両方ともノースウェーブオリジナルのSLW2ダイヤルを搭載し、1つのボタンで0.7mmずつ緩める段階調整とフルリリースが可能だ。

レイザー

レイザーはシクロクロスでの着用率が高い。ソールは剛性指数10で、軽さと強度を併せ持つカーボンコンポジットソール。アッパーにメッシュ素材と薄型の補強素材を組み合わせて、通気性と耐久性を両立している。

ヒールカップが深めに作られており踵のホールド力は抜群だ。足の形状に合わせてタンをセンターからやや外側にずらし、非対称形状のアッパーが足の甲にかかる着圧を逃がしつつ最適なフィット感を実現する。

RAZER
価格：2万1500円(税抜)
重量：365ｇ
カラー展開：カモ/ブラック、ブラック、ブラック/イエローフルオ、ブラック/フォレスト/オレンジ、ダークレッドの5色

レベル2

レベル2はシクロクロスやグラベルロードにも最適なシューズ。ソールは剛性指数12で、ペダルエリアはフルカーボン、それ以外の部分はカーボンコンポジットソールで優れたパワー伝達を実現する。一方で、アッパー素材はソフトであり足入れ感は優しい。

ワイヤールーティーンもシンプルながら、細かなフィット感が向上している。通常のサイクルシューズはアッパーの外側にワイヤーチップが設置され、ダイヤルを絞ることで外側からアッパー及びタンを押さえつけているが、レベル2はアッパー内側にワイヤーループを配置。これにより内側からダイレクトに絞られるので、より細かな密着感が生まれる。アッパーの柔らかさとタンの薄さもあり、強めに絞っても圧迫されず、良いフィット感を継続できる。

ノースウェーブの足型の特徴として、足幅はやや広めで踵が深く、踵のホールド力が高いのが特徴だが、レベル2の踵はやや深めで、ディレクショナルファイバーを使用し、踵が滑らず固定されるようになっている。