ジャパンカップの激闘の2日間が明けた10月21日の夜、東京・新橋のトラットリア ラ・パランツァにてNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネのアフターパーティーが開催された。
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは今季をもってのチーム解散が発表されており、チームと触れ合う最後の機会に多くのファンが集まった。
まずは水谷壮宏監督による今回のジャパンカップや今シーズンの振り返りに始まり、選手たちが拍手で迎えられ、登場。ゼネラルマネージャーであるフランチェスコ・ペロージが会場の全員とセルフィーを撮った後、乾杯で会が始まった。
会の始まりに水谷監督が今回のジャパンカップを振り返る
選手たちが登場し、ファンの前に並ぶ
ペロージGMが集まったファンたちに感謝を述べる
ペロージGMの希望により、全員でのセルフィー
乾杯の合図でパーティーがスタート。マルコ・カノラもチームスタッフと乾杯
会場にはチームのスポンサーであるヴィーニファンティーニのワインがなんと11種類も用意され、たくさんの美味しい料理も並んだ。しかもソムリエが料理に合うワインを教えてくれるという至れり尽くせりぶりだ。
ファンは選手たちにサインをもらったり、写真を撮ったり、レース中のことやトレーニングについてなどレース会場ではなかなかできない交流を楽しんだ。
11種類ものワインが並び、全てが飲み放題
よく冷やされたワインはどんどん飲めてしまう
カメラを向けるとすぐに笑顔でカメラ目線をくれるペロージGMら
ロシア籍のガスプロムに移籍が決まっているマルコ・カノラ。トークショーにて来シーズンの目標を聞かれると、「まずはロシア語を理解することだね」と笑った
好みや食事に合うワインについてソムリエからアドバイスをもらえる
会の中盤には、選手が一人ずつ呼ばれてトークショーが行われた。
今回のジャパンカップで6位に入った中根英登もトークショーにて、最終周で追走集団に単独で追いついたときの心境などについて話していた。
初山翔はジロ・デ・イタリアなどについて振り返った後、イタリア人選手の通訳役を果たしていた。マルコ・カノラは、「以前にジャパンカップのクリテリウムとロードレースの両方で優勝できたことは、自身のキャリアの中でも一番大きい勝利でした。自分の国から遠く離れた日本のファンに応援してもらえることは想像していなかったことです。
過去にチームメイトが日本を離れるのが寂しいと言っていましたが、今この瞬間、その気持ちが分かりました。皆さんに心から感謝しています」と話していた。
伊藤雅和がトップバッターで各選手のトークショーが行われた。今シーズンについて振り返る
今年のジロ・デ・イタリアについて振り返る初山翔
ツアー・オブ・ジャパンの山岳賞やツール・ド・北海道での総合優勝など日本で多く活躍を見せたフィリッポ・ザッカンティ。喋るたびにカノラからの茶々が入る。通訳は初山が担当
「ザッカンティは歌が上手いんだ」というカノラの話から、なぜか二人でヴォラーレの合唱になった
NIPPOのトレーニーとして今回のジャパンカップを走った石上優大。来年はデルコ・マルセイユプロヴァンスでネオプロとして走る
ヨーロッパのレースのような展開を見せた今回のジャパンカップで6位という好成績を収めた中根英登もファンを前に笑顔を見せる
終盤にはお待ちかねの大抽選会。3年分のNIPPOのジャージ大放出ということで、ジロ&TOJ限定で着用したジャージなども用意され、選手が引いた抽選番号に一喜一憂する来場者の姿が見られた。
楽しい時間はあっという間だ。思い思いの時をチームと過ごしたファンたちはみんな笑顔を浮かべていた。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの最後は、全員の笑顔の記念写真で締めくくった。
サインを入れたチームジャージとともに記念写真を撮る初山
国内チーム所属時からのファンたちと笑顔を見せる伊藤
抽選会では過去3年分のジャージから好きなものを選べるといううれしい景品が用意された
ジャージプラスグッズも選べるというから非常に豪華だ