【福島県】「ツール・ド・ふくしま2025」9/6、7開催
9月6日(土)、7日(日)の2日間、福島県浜通り地域で、自転車イベント「ツール・ド・ふくしま2025」が開催される。15市町村にまたがる国内最大級の規模で2024年に初めて行われた同大会は、今回もロードレース部門とサイクリング部門が設けられる。
2024年、2日間のステージレース形式で実施したロードレースは、アマチュアトップレーサーたちが多く参加した。2026年大会に向けて、より多くのサイクリストたちが挑戦しやすい「UCIグランフォンドワールドシリーズ」の国内予選大会としての開催を目指して、JCFを通して、UCIへの申請準備中。2026年シーズンは、6月13日、14日(予定)に福島で実施する国内予選で世界大会の切符を獲得し、8月26〜30日にニセコで開催される「グランフォンドワールドチャンピオンシップ(世界選手権)」を目指す流れになる。
今回のツール・ド・ふくしま2025は、2026年に向けたプレ大会として開催。距離、カテゴリー等、UCIグランフォンドのレギュレーションに則り、9月7日(日)にワンデイレースとして行われる。実施種目と参加条件は以下のとおり。
<種目>
グランフォンドふくしま140(137km/2300mUP)
メディオフォンドふくしま80(80km/1600mUP)
ロードレースふくしま50(47km/750mUP)
<参加条件>
高校生以上。ロードレースふくしま50は中学生から参加できる。
JCF登録者、ならびにJCF未登録者。未登録者はエントリー時にJCF臨時登録費を行うことで参加できる。
今大会のメイン会場は、太平洋に面した天神岬スポーツ公園(楢葉町)。最長距離の「グランフォンドふくしま140」は、距離137km、獲得標高差は2300mになる。スタートとフィニッシュ地点は天神岬スポーツ公園。序盤はダイナミックなシーサイドルートの浜街道、そして国道6号線を北上する。その後、南相馬エリアへ入り、中盤から阿武隈高地の山間部へと舞台を移す。葛尾村、田村市そして大熊町へと実力を試される起伏のあるコースが待ち構える。終盤まで小刻みな起伏が続く、グランフォンドに相応しいコースプロフィールになっている。
「メディオフォンドふくしま80」は、距離80kmで獲得標高差は1600m。多くの市民レーサーたちがチャレンジしやすいコースプロフィールで、スタート地点は、南相馬市の馬事公苑になる。メディオフォンドふくしま140の57km地点からスタートし、楢葉町の天神岬スポーツ公園へフィニッシュする。
最も短い距離で実施する「ロードレースふくしま50」は、葛尾村の「葛尾村復興交流館あぜりあ」からスタートし、他の2種目と同様に、楢葉町の天神岬スポーツ公園へフィニッシュする。
なお、2026年大会では、グランフォンドふくしま140、メディオフォンドふくしま80がUCIグランフォンド予選対象レース(年代により異なる)になる予定だ。
ツール・ド・ふくしま2025のレース部門のエントリー開始は5月29日(木)を予定している。「ツール・ド・ふくしま」は、地元新聞社の福島民報社が主催する「ふくしま復興サイクルシリーズ」最大のイベントだ。大会サイトでは、エントリー開始に向けて順次情報を公開していくという。同時開催のサイクリング(ロングライド)部門の参加者受付は既に始まっている。