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ジロ・デ・イタリア第17ステージはヴィヴィアーニが雨の集団ゴールスプリントを制して今大会4勝目

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雨の集団ゴールスプリントを制して今大会4勝目を上げたマリア・チクラミーノのヴィヴィアーニ 
雨の集団ゴールスプリントを制して今大会4勝目を上げたマリア・チクラミーノのヴィヴィアーニ 
 
第101回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月23日にリーバ・デル・ガルダからイゼオまでの155kmで、フランチャコルタ・ステージと名付けられた第17ステージを競い、雨の集団ゴールスプリントでマリア・チクラミーノを着たエリア・ヴィヴィアーニ(クイックステップフロアーズ)が今大会4勝目をマークした。

総合リーダーのマリア・ローザは、英国のサイモン・イエーツ(ミッチェルトン・スコット)が守った。



第17ステージは159選手が出走。ヴィクトール・カンペナールツ(ロット・スーダル)とルイ・メインティス(チームディメンションデータ)がスタートしなかった。

序盤からアタックが続いたが、集団ゴールスプリントを望むボーラ・ハンスグローエが終始コントロールし続け、逃げを潰した。その中で集団は一時分裂し、英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)が後ろに取り残されてしまったが、すぐに追いつくことができた。

レース中盤、カテゴリー3のロンドリーノ峠でルイスレオン・サンチェス(アスタナプロチーム)とアレッサンドロ・デマルキ(BMCレーシングチーム)を含めた逃げグループが先行し、ゴールまで残り40kmで集団に1分半のタイム差を付けた。

サンチェスとデマルキは最後まで逃げ続けたが、ゴールまで残り11kmで集団に吸収されてしまった。その頃、ゴールのイゼオは土砂降りになっていた。その後、ジャンルーカ・ブランビッラ(トレック・セガフレード)が飛び出したが、成功しなかった。

フラム・ルージュを通過した後、集団はクイックステップフロアーズのズデネク・シュティバルとファビオ・サバティーニの2人がヴィヴィアーニの列車を形成していた。

サバティーニを発射台にしてヴィヴィアーニが飛び出す直前に、ダニー・ファンポッペル(チームロットNL・ユンボ)が先にスパートしたが、ヴィヴィアーニは難なくファンポッペルを抜き去り、先頭でフィニッシュラインを通過した。

イタリア人選手がジロの一大会で区間4勝したのは、2005年のアレッサンドロ・ペタッキ以来だ。区間4勝したヴィヴィアーニはポイント賞総合で290ポイントとなり、2位のサム・ベネット(ボーラ・ハンスグローエ)との差を58ポイントに広げた。クイックステップフロアーズは、昨年コロンビアのフェルナンド・ガビリアがジロで区間4勝を上げてポイント賞のマリア・チクラミーノを獲得している。


■今大会で4勝目を上げたヴィヴィアーニのコメント
「これは非常にハードなステージになるだろうと我々は知っていて、実際にそうなった。とても強い選手たちの逃げがあったが、ボーラがコントロールした。我々は彼らに少し手助けした。これはスプリンターにとって最後から2番目の(勝てるチャンスがある)ステージで、ベネットはボクのマリア・チクラミーノを脅かすかもしれなかったから、我々は正しいことをした。

集団スプリントになった時、ボクはチームメートたちにリードしてくれと頼んだ。ファンポッペルがスプリントで出し抜こうとした時、ボクはそれが早すぎるとわかっていた。実際には、それはボクにとって完璧だった。彼を追い越すことができたからね」

■マリア・ローザのイエーツのコメント
「ジロには簡単な日なんてない。今日もハードなステージで、この後の山岳ステージにいくらか影響を与えるだろう。集団が分裂したのは聞いたけれど、誰が後ろに取り残されたのかはわからなかった。みんなが疲れていることを願うよ。だってボクが疲れているからね」


 
 
第17ステージ結果[5月23日/フランチャコルタ・ステージ(リーバ・デル・ガルダ~イゼオ)/155km]
1. VIVIANI Elia    (QUICK-STEP FLOORS / ITA) 3h 19’ 57”
2. BENNETT Sam (BORA - HANSGROHE / IRL)
3. BONIFAZIO Niccolò (BAHRAIN - MERIDA / ITA)
4. VAN POPPEL Danny (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NED)
5. DEBUSSCHERE Jens (LOTTO SOUDAL / BEL)
6. SBARAGLI Kristian (ISRAEL CYCLING ACADEMY / ITA)
7. DRUCKER Jean-Pierre (BMC RACING TEAM / LUX)
8. MODOLO Sacha (TEAM EF EDUCATION FIRST / ITA)
9. VENDRAME Andrea (ANDRONI GIOCATTOLI-SIDERMEC / ITA)
10. GONÇALVES José (TEAM KATUSHA ALPECIN / POR)

■第17ステージまでの総合成績(マリア・ローザ)
1. YATES Simon (MITCHELTON - SCOTT / GBR) 69h 59’ 11”
2. DUMOULIN Tom (TEAM SUNWEB / NED) 0’ 56”
3. POZZOVIVO Domenico (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 03’ 11”
4. FROOME Chris (TEAM SKY / GBR) 03’ 50”
5. PINOT Thibaut (GROUPAMA - FDJ / FRA) 04’ 19”
6. DENNIS Rohan (BMC RACING TEAM / AUS) 05’ 04”
7. LOPEZ Miguel Angel (ASTANA PRO TEAM / COL) 05’ 37”
8. BILBAO Pello (ASTANA PRO TEAM / ESP) 06’ 02”
9. CARAPAZ Richard (MOVISTAR TEAM / ECU) 06’ 07”
10. BENNETT George (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NZL) 07’ 01”

[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):Elia Viviani (Quick-Step Floors)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):Simon Yates (Mitchelton - Scott)
■新人賞(マリア・ビアンカ):Miguel Angel Lopez (Astana Pro Team)
 

山岳3連戦の初日はカテゴリー1のプラート・ネボーゾ頂上ゴール

MAP : RCS Sport
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いよいよジロは、最後の山岳3連戦を迎える。5月24日に行われる第18ステージは、アッビアーテグラッソをスタートし、標高1607メートルでカテゴリー1のプラート・ネボーゾ頂上にゴールする。中盤まではほぼ平坦で、カテゴリー4の丘越えが1カ所あるだけだが、総距離は196kmと長い。ゴールのプラート・ネボーゾ登坂は全長13.9kmで、平均勾配は6.9%だ。


レース公式サイト

 

第17ステージのハイライト映像