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ツアー・オブ・オマーン2018でカザフスタンのルツェンコが総合初優勝

レース
左から総合2位のロペス、総合優勝のルツェンコ、総合3位のゴルカ・イサギレ(photo: A.S.O.)
左から総合2位のロペス、総合優勝のルツェンコ、総合3位のゴルカ・イサギレ(photo: A.S.O.)
 
中東のオマーンで開催されていた第9回ツアー・オブ・オマーン(アジアツアー2.HC)は、2月18日に最終ステージを競い、カザフスタンのアレクセイ・ルツェンコ(アスタナプロチーム)が総合初優勝を果たした。

総合2位はコロンビアのミゲルアンヘル・ロペス(アスタナプロチーム)、3位はスペインのゴルカ・イサギレ(バーレーン・メリダ)だった。


今年のツアー・オブ・オマーンは、新チームに移籍したフランスのブライアン・コカール(ビタルコンセプトサイクリングクラブ)が集団ゴールスプリントで英国のマーク・カヴェンディッシュ(チームディメンションデータ)を打ち負かして幕を開けた。

第2ステージは丘越えが4カ所含まれたレイアウトで、オーストラリアのネイサン・ハース(チームカチューシャ・アルペシン)が、ベルギーのグレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシングチーム)、ルツェンコらをゴール勝負で打ち負かし、大きな勝利を収めた。

ハースは真紅のリーダージャージも獲得したが、翌日区間優勝したバンアーベルマートに総合首位の座をあっさり明け渡すことになった。このステージでルツェンコはバンアーベルマートより3秒遅れでゴールし、11秒遅れの総合2位に付けていた。
 
初日は集団ゴールスプリントでフランスのコカールが区間優勝した
初日は集団ゴールスプリントでフランスのコカールが区間優勝した
コカールが移籍したビタルコンセプトは残念ながら今年のツール・ド・フランスには招待されなかった 
コカールが移籍したビタルコンセプトは残念ながら今年のツール・ド・フランスには招待されなかった 
第2ステージで優勝したハース。日本のファンにはおなじみの選手 
第2ステージで優勝したハース。日本のファンにはおなじみの選手 
ビッグな勝利をもぎ取って大喜びするハース
ビッグな勝利をもぎ取って大喜びするハース
第3ステージを独走で制したバンアーベルマート 
第3ステージを独走で制したバンアーベルマート 
クイーンステージでワンツーフィニッシュを決めて喜ぶアスタナのロペス(右)とルツェンコ(左)
クイーンステージでワンツーフィニッシュを決めて喜ぶアスタナのロペス(右)とルツェンコ(左)
 
こうして迎えた第5ステージは、標高1235メートルのグリーン・マウンテン頂上にゴールする今大会のクイーンステージだった。ここでルツェンコはチームメートのロペスと2人で逃げ切り、ロペスが区間優勝、ルツェンコが総合首位の座を獲得した。

■ツアー・オブ・オマーンで総合初優勝した25歳のルツェンコのコメント「シーズン最初のレースで勝つのはとても素晴らしい! この冬はたくさんトレーニングをして、シーズンのスタートで良いコンディションになっているのが目標だった。そして最終的に、僕はここで勝者として表彰台に立っている。オマーンでの勝利は計画にはなかった。でも、僕はここで1週間ずっと調子がいいと感じていて、チームも絶対的に素晴らしかった!

ヨーロッパに戻り、来週にはベルギーでクラシックシーズンを始める。ここでは総合優勝したが、クラシックはシーズン前半の僕の最大の目標だ。だからよく走るためにやる気は満々だ」
 
最終ステージは集団ゴールスプリントでヨーロッパ・チャンピオンのクリストフが優勝した
最終ステージは集団ゴールスプリントでヨーロッパ・チャンピオンのクリストフが優勝した
最終ステージで区間5位に入ったハースはバンアーベルマートを1ポイント差で逆転してポイント賞を獲得した 
最終ステージで区間5位に入ったハースはバンアーベルマートを1ポイント差で逆転してポイント賞を獲得した 
 
■第9回ツアー・オブ・オマーン 個人総合最終成績
[2月13日~18日/アジアツアー2.HC/オマーン]

1. LUTSENKO Alexey (ASTANA PRO TEAM / KAZ) 22:49:50
2. LOPEZ Miguel Angel (ASTANA PRO TEAM / COL) +00:11
3. IZAGIRRE Gorka (BAHRAIN - MERIDA / ESP) +00:28
4. HERRADA Jesus (COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS / ESP) +00:30
5. HAAS Nathan (TEAM KATUSHA ALPECIN / AUS) +00:32
6. DEVENYNS Dries (QUICK - STEP FLOORS / BEL) +01:05
7. NAVARRO Daniel (COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS / ESP) +01:14
8. EIKING Odd Christian (WANTY - GROUPE GOBERT / NOR) +01:24
9. KUDUS Merhawi (TEAM DIMENSION DATA /ERI) +01:29
10. COSTA Rui (UAE TEAM EMIRATES / POR ) +01:37

[各ステージの優勝者]
■STAGE 1 : COQUARD Bryan (VITAL CONCEPT CYCLING CLUB / FRA) 
■STAGE 2 : HAAS Nathan (TEAM KATUSHA ALPECIN / AUS) 
■STAGE 3 : VAN AVERMAET Greg (BMC RACING TEAM / BEL)
■STAGE 4 : NIELSEN Magnus Cort (ASTANA PRO TEAM / DEN)
■STAGE 5 : LOPEZ Miguel Angel (ASTANA PRO TEAM / COL) 
■STAGE 6 : KRISTOFF Alexander (UAE TEAM EMIRATES / NOR) 
[各賞]
■ポイント賞:HAAS Nathan (TEAM KATUSHA ALPECIN / AUS) 
■新人賞:LOPEZ Miguel Angel (ASTANA PRO TEAM / COL) 
■チーム成績:ASTANA PRO TEAM (Kazakhstan)
■敢闘賞:LOIC CHETOUT (COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS / FRA)

公式サイト

 
カザフスタンのアスタナプロチームはチーム成績も受賞した
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