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UCIワールドツアーのE3・ハールビークでクフィアトコフスキーが一騎打ちのスプリントでサガンを下して優勝!

レース

UCIワールドツアーのE3・ハールビークが、ベルギーのフランダース地方で3月25日に開催され、2014年世界チャンピオンのミハウ・クフィアトコフスキー(チームスカイ)が、現世界チャンピオンのペーテル・サガン(ティンコフ)を一騎打ちのゴールスプリントで破って初優勝した。

サガンはゴールまで残り30kmに設定されていたカルネメルクベークストラートの坂で15人の精鋭グループからアタックし、クフィアトコフスキーだけがついて行った。2人は30秒前後のタイム差を付けて逃げ続けた。後続グループはエティックスクイックステップとトレック・セガフレードが引いたが、結局2人を捕らえられなかった。

残り1kmのフラム・ルージュをサガンが先頭で通過したとき、後続は10秒後に迫っていた。ゴールまで残り300メートルで、後方を気にするサガンの一瞬のスキを付いてクフィアトコフスキーが先にスパート。アルカンシエルのサガンは応えられず、クフィアトコフスキーに大きく引き離されてしまった。サガンはまたもや世界チャンピオンとしての初勝利を上げられず、2位で終わってしまった。

今大会で3度優勝し、優勝候補の1人だったスイスのファビアン・カンチェッラーラ(トレック・セガフレード)は、ゴールまで残り67kmでディレーラーが破損するトラブルが発生。不運にもチームカーの到着が遅れ、彼はメイングループから2分以上遅れてしまった。カンチェッラーラはチームメートたちの働きにより、残り32kmで先頭グループに復帰できたが、結局4位でレースを終えている。

地元ベルギーのエティックスクイックステップは、終盤の15人にトム・ボーネンを含めた4人が加わっていたが、クフィアトコフスキーとサガンを捕まえることはできず、誰一人トップ10に入らずレースを終えた。
 
 
■第59回E3・ハールビーク結果[3月25日/UCIワールドツアー/ベルギー/206.4km]

1 ミハウ・クフィアトコフスキー(チームスカイ/ポーランド)4時間55分18秒
2 ペーテル・サガン(ティンコフ/スロバキア)+3秒
3 イアン・スタナード(チームスカイ/英国)+11秒
4 ファビアン・カンチェッラーラ(トレック・セガフレード/スイス)+11秒
5 ヤスペル・スタイブン(トレック・セガフレード/ベルギー)+11秒
6 ラルス・ボーム(アスタナ/オランダ)+11秒
7 ティーシュ・ブノート(ロット・ソウダル/ベルギー)+11秒
8 セプ・バンマルク(ロトNL・ユンボ/ベルギー)+11秒
9 ジャンピエール・ドルッケール(BMC/ルクセンブルク)+11秒
10 ダニエル・オス(BMC/イタリア)+11秒
14 トム・ボーネン(エティックス・クイックステップ/ベルギー)+14秒
(https://www.e3harelbeke.be)