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ツール・ド・サンルイス第2ステージは逃げた山本がゴール目前で集団に吸収され、ガビリアが区間優勝!

レース
 
南米のアルゼンチンで開催中の第10回ツール・ド・サンルイス(アメリカツアー2.1)は、1月19日にサンルイスからビジャ・メルセデスまでの181.9kmで第2ステージを競い、コロンビアのフェルナンド・ガビリア(エティックス・クイックステップ)が集団ゴールスプリントを制して優勝し、リーダージャージも獲得した。

第2ステージは序盤から逃げ出した6人の逃げに、日本の山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が加わっていた。最終的に3人になった逃げは、ゴール目前でエティックス・クイックステップが引く集団に捕まってしまった。


しかし、山本だけは最後まであきらめず、ゴールへと続くホームストレートを1人先頭を走り続けたが、残りたった700メートルで力尽きて集団に吸収されてしまった。

最後はリーダージャージを着た地元アルゼンチンのマキシミリアーノ・リチェセ(エティックス・クイックステップ)が、公言通りの仕事をして、チームメートのガビリアの勝利をアシストした。

21歳のガビリアは、昨年の大会ではマーク・カヴェンディッシュ(ディメンションデータ)を集団ゴールスプリントで2度打ち負かして区間優勝したが、今回は世界チャンピオンのペーテル・サガン(ティンコフ)とエリア・ビビアーニ(チームスカイ)を下した勝利だった。

「ビジャ・メルセデスで1年後にまた勝てるなんて魔法みたいだ。あの勝利はボクがワールドツアーのチームと契約する助けになった。この勝利はボクの家族と、加入して以来ずっとそばに居てくれるチームのためだ。ボクはサガンやビビアーニのような選手と走って勝てるんだとわかったのは大きな喜びだよ」と、区間優勝したガビリアは語っている。
 
 
21歳のガビリアは世界チャンピオンのサガンと強豪ビビアーニを下して区間優勝した
21歳のガビリアは世界チャンピオンのサガンと強豪ビビアーニを下して区間優勝した
ガビリアはチームメートのリチェセからリーダージャージを引き継いだ                   
ガビリアはチームメートのリチェセからリーダージャージを引き継いだ                   
 
 
■第2ステージ結果[1月19日/サンルイス~ビジャ・メルセデス/181.9km]

1 フェルナンド・ガビリア(エティックス・クイックステップ/コロンビア)4時間23分54秒
2 ペーテル・サガン(ティンコフ/スロバキア)
3 エリア・ビビアーニ(イタリアナショナルチーム)
4 エドゥアルド・グロス(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/ルーマニア)
5 ルカス・アエド(チームジェーミス/アルゼンチン)
6 マウロ・リチェセ(サンルイスチーム/アルゼンチン)
7 フランチェスコ・キッキ(アンドロニジョカットリ/イタリア)
8 ジェイソン・ロウンデス(ドラパック/オーストラリア)
9 ヤクブ・マレツコ(イタリアナショナルチーム)
10 マルコ・カノラ(ユナイテッドヘルスケア/イタリア)
105 山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+23秒
■第2ステージまでの総合成績
1 フェルナンド・ガビリア(エティックス・クイックステップ/コロンビア)4時間47分37秒
2 マキシミリアーノ・リチェセ(エティックス・クイックステップ/アルゼンチン)+10秒
3 ロドリゴ・コントレラス(エティックス・クイックステップ/コロンビア)+10秒
4 ウカシュ・ウィシュニオウスキー(エティックス・クイックステップ/ポーランド)+10秒
5 ダイエル・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+18秒
6 アドリアーノ・マローリ(モビスターチーム/イタリア)+18秒
7 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+18秒
8 マルク・ソレル(モビスターチーム/スペイン)+18秒
9 ダニエル・モレノ(モビスターチーム/スペイン)+18秒
10 ペーテル・サガン(ティンコフ/スロバキア)+27秒
89 山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)+2分03秒
(http://toursanluis.com/)