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【現地速報】フランダース・クラシック最終戦のブラバンツペイルで地元ベルギーのヘルマンスが初優勝!

レース

2月28日のオムロープ・ヘットニュースブラッドで始まったベルギーのクラシック・シリーズ『フランダース・クラシック』は、4月15日に最終戦のブラバンツペイル(ヨーロッパツアー1.HC)を競い、地元ベルギーのベン・ヘルマンス(BMC)が独走で初優勝した。
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追走グループは2秒後にゴールし、オーストラリアのマイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)がスプリントで2位になり、ベルギーのフィリップ・ジルベール(BMC)が3位で表彰台に上がった。

この追走グループに残っていた新城幸也(チームヨーロッパカー)は、昨年と同じ12位になった。別府史之(トレック)は5分53秒遅れの73位だった。


序盤の逃げが集団に捕まったあと、ヘルマンスはゴールまで残り33kmでアタックし、オーストラリアのデービッド・タナー(IAM)とともに10数秒差をつけて逃げ続けた。

ゴールまで残り4kmでタナーは脱落し、先頭はヘルマンス1人になった。最後のスカベイの上り坂で、追走グループからジュリアン・アラフィリップ(エティックス・クイックステップ)が飛び出したが、ジルベールが追いかけて鎮圧した。

ヘルマンスがスカベイを先頭で上り切ったとき、追走グループとの差はまだ十分にあった。彼は両手を上げてフィニッシュラインに飛び込むゆとりすらあった。

「ものすごく心配だった。こういう形でレースに勝つチャンスはそうそうないものだ。特に爆発的な力がなかったり、ジルベールのようにスプリントできないとね。ボクはいい位置にいて、全力を出しきらなければならなかった。幸運にもそれで十分だった」と、ヘルマンスは喜びを語っている。

ディフェンディング・チャンピオンのジルベールは連覇できなかったが、表彰台では終始ゴキゲンで、ヘルマンスがポディウム・ガールから祝福のキスを受けたとき、自分が背中に付けていたゼッケン1を彼の前にかざしてチームメートの勝利を祝福していた。

「ボクはヘルマンスに、キミはこの勝利に値するよと言ったんだ。彼はいつもチームのために働いてくれている。誰かがこんな風に勝ってたときは、それはいつだって素晴らしいものさ」と、ジルベールは語っている。

週末から始まる重要な3つのクラシックを控えたジルベールは好調で、チームもブラバンツペイルの勝利で益々モチベーションが上がっているにちがいない。
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■第55回ブラバンツペイル結果
[4月15日/ヨーロッパツアー1.HC/ベルギー/205km)
1 ベン・ヘルマンス(BMC/ベルギー)4時間45分14秒
2 マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)+2秒
3 フィリップ・ジルベール(BMC/ベルギー)+2秒
4 トニ・ガロパン(ロット・ソウダル/フランス)+2秒
5 ダビテ・レベッリン(CCC・スプランディ・ポルコウィツェ/イタリア)+2秒
6 ネイザン・ハース(キャノンデール・ガーミン/オーストラリア)+2秒
7 ファビオ・フェッリーネ(トレック/イタリア)+2秒
8 マウリッツ・ランメルティンク(ロームポット/オランダ)+2秒
9 マチエイ・パテルスキー(CCC・スプランディ・ポルコウィツェ/ポーランド)+2秒
10 ドリス・デベナインス(IAM/ベルギー)+2秒
12 新城幸也(チームヨーロッパカー/日本)+2秒
73 別府史之(トレック/日本)+5分53秒
(http://www.debrabantsepijl.be)
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■応援に来ていてた母親に花束を渡すジルベール