ラピエールのレーシングロードは、オールラウンド系のゼリウスSL、エアロ系のエアコードSL、エンデュランス系のパルシウムというラインナップからなる。このうちゼリウスSLシリーズは、軽さと剛性を高い次元で融合し、パワー伝達性能に優れたモデルとして、UCIワールドツアーチームのFDJでも主に山岳ステージを中心に実戦投入されている。
ゼリウスSLシリーズは、超軽量モデルのアルティメイト(フレーム販売のみ)を筆頭に、コンポーネントの異なるキャリパーブレーキ仕様の完成車、そして今回紹介する2017年モデルで新登場したディスクブレーキ仕様からなる。
ディスクブレーキ仕様のゼリウス SL 600 ディスクは、基本的なフレームデザインはキャリパーブレーキモデルのものを受け継ぎながら、フレームやフロントフォークをフラットマウントタイプのディスクブレーキ専用設計とし、さらにホイールを前後とも12mmスルーアクスル仕様としている。これにより、ディスクブレーキに最適化させつつ、ホイール交換の容易さと確実なホイール装着を両立することに成功している。
完成者のみの販売で、メインコンポーネントにシマノ・アルテグラ、シマノの油圧式ディスクブレーキを搭載する。価格は50万9000円(税抜)。フレームカラーはFDJレプリカだ。