横浜駅徒歩5分にピナレロ専門店『ペダリストピナレロショップ横浜』がオープン

2023.09.10
ショップ

text Koichiro NAKAMURA

国内2店舗目のピナレロ専門店

2023年9月1日、神奈川県横浜市・横浜駅から徒歩5分の立地に、『ペダリストピナレロショップ横浜』がオープンした。ここは青山の『ペダリストピナレロショップ青山』の姉妹店。イタリアの自転車ブランド《ピナレロ》の専門ショップとして、国内では2店舗目となる。

店内は、一般的な自転車プロショップというより、ピナレロのショールームのようなたたずまい。最新ピナレロの車体が数台陳列され、ピナレロ・オリジナルのMOSTブランドパーツやピナレログッズが並ぶ。

すっきりと整理された空間の中に、ピナレロならではの魅力と機能性を最大限に見せられるようなつくりで、ピナレロの世界観にじっくりと浸れそうだ。

来店は予約制、じっくり向き合ってもらえる

ショップは基本的に予約制となる。これは青山のピナレロショップと同じ方式だ。公式サイトの予約ページから時間を選び、車体の購入相談や愛車のカスタムや修理などの作業を選んで予約、それから店に訪れるという流れである。

ピナレロに関しての相談なら、細かな作業まで全部網羅できるようにしているという。洗車スペースも奥にあるので、車体のオーバーホールはもとより洗車までもお任せできるのがありがたい。

車体の販売はピナレロのみとなるが、作業であれば、現時点ではピナレロ以外の自転車も承っている。もちろん予約がなくとも店舗を訪れることはできるが、予約された方が優先されるのはいうまでもない。

元々このお店は、別の場所にあったプロショップ『ペダリスト』が移転・リニューアルしたものだ。ペダリストといえばその店長は、サイクルスポーツ本誌の『全日本最速店長選手権』の2023年勝者である山崎泰史さん（下写真・左）。

この『ペダリストピナレロショップ横浜』でも山崎さんは店長を務め、店舗にはもう1人、『ピナレロショップ青山』を切り盛りしてきた福本元さん（下写真・右）が常駐する。

自動車ディーラーのように丁寧に

「お客様一人一人の要望をしっかりと聞き出し、引き出し、最適な提案を行うための予約制です」と山崎店長。購入される方の好みを加味するのはもちろん、実際に体に合わせるフィッティングも確かなもの。

bikefitting.com社のバイクフィッティングシステムを導入し、データベースを元に経験豊富なスタッフが理想のフレームサイズとポジションを導き出す。新車購入時には受けておきたいシステムで、今のフィッティングを再構築するのにも最適だ。

また『ドグマF』であればフレームの色も『MyWay』というカラーオーダーシステムが利用できる。現在は停止中だが、近くに再開されるそうだ。

「車のディーラーのように席についてもらって、カタログなどを見てもらって、ピナレロのことをゆっくりと知って選んでもらいたい、ということです。これまでロードバイクの販売では、あまりそういう形はなかったと思います。特にピナレロはこだわりの車体だと思うので、その辺を満足していただけるようにしていきたいです」（山崎店長）

ピナレロの魅力をお客様一人一人にしっかりと

さらに、これまでのペダリストでも行っていたロードバイクのスクールも10月から再開される予定。車体を購入のときだけでなく、その先の乗り方や楽しみ方も提供していくのがペダリストとしてのやり方だ。

「購入されて満足してしまう方も多い中で、乗り始めたら飽きないように、続けていただけるようにという想いです。大規模な店舗では『忙しそうで声をかけられない』というお客様の声を多く聞きました。大きな価格の買い物ですから一人一人しっかり対応したいです。青山からのノウハウを活かし、お客様一人一人に合わせた対応を心掛けています」（福本さん）